リアム・ギャラガーの息子であるレノン・ギャラガーは初日が3週間弱に迫ったオアシスの再結成公演について語っている。
オアシスの再結成公演は7月4日にカーディフのプリンシパリティ・スタジアムで行われる公演から始まり、UK&アイルランドではリチャード・アシュクロフトとキャストをサポート・アクトに迎える形で19公演が行われる予定となっている。
再結成公演はUK&アイルランド公演のほか、北米、南米、オーストラリア、韓国、日本でも公演が行われることが発表されている。41公演に及ぶ2025年の公演は11月23日にサンパウロで行われる公演で締めくくられる。
アスコット競馬場にて開催された英国王室主催の競馬レース「ロイヤル・アスコット」を訪れたレノン・ギャラガーはAP通信の取材に応じて、オアシスの再結成公演について次のように語っている。「ああ。今は家族ぐるみで、本腰を入れて、ツアーが始まる準備をしているんだ。本当に待ちきれないよ。ファンタスティックのものになるだろうね」
「最後にオアシスを観た記憶は解散前最後のライヴの一つで、自分は8歳とかだったんじゃないかな」
リハーサルを観に行ったかどうかについて訊かれると、レノン・ギャラガーは次のように答えている。「そこは父さんに任せているんだ。本番が始まったら、どういうものかを見させてもらうことになると思う」
レノン・ギャラガーやジーン・ギャラガーがリアム・ギャラガーやノエル・ギャラガーと共演する可能性について訊かれると、レノン・ギャラガーは次のように語っている。「いつかステージで一緒になったら、自分にとっても、弟にとっても、父さんにとっても、叔父にとっても楽しいことになるだろうね。すごく笑えることになるんじゃないかなと思うよ」
一緒に演奏したい曲を1曲だけ選ぶとすれば何かと訊かれると、レノン・ギャラガーは次のように続けている。「“Be Here Now”をやりたいな。クールなことになるんじゃないかな」
オアシスの再結成公演の初日を約3週間後に控えるなか、メンバーは公演に向けてロンドンのリハーサル・スタジオで準備を進めている。
先日、リアム・ギャラガーは2009年にオアシスが解散したことについて「貴重な歳月を無駄にした」とも述べている。ファンから「兄とともにもう一度歌うのはどんな気分ですか? 昔みたいですか?」と訊かれたリアム・ギャラガーは次のように答えている。「まあ、スピリチュアルだけど、無駄にした歳月を考えずにはいられないよな。なんて貴重な歳月を無駄にしたんだろう」
一方、U2のフロントマンであるボノはノエル・ギャラガーがオアシスの再結成公演に向けて、そのサウンドの素晴らしさに「ショックを受けていた」とも語っている。
今年3月に『NME』が報じたようにリハーサルにはギタリストのポール・“ボーンヘッド”・アーサーズとゲム・アーチャー、ベーシストのアンディ・ベルといったオアシスの長年のメンバーが参加している。ドラムを担当するジョーイ・ワロンカーはこれまでベック、R.E.M.、エリオット・スミス、ロジャー・ウォーターズと仕事をしてきており、トム・ヨークのアトムス・フォー・ピースやナイジェル・ゴッドリッチによるウルトライスタにも参加している。
また、オアシスは再結成公演に向けて映像作品の制作にあたってオアシスの音楽にまつわる思い出をファンから募集している。