アメリカの魂20世紀を代表するロック・アイコンで、シンカーソングライターとしてトップを走り続けるブルース・スプリングスティーンの若き日の父との確執、苦悩と創造の情熱を描く映画『Deliver Me From Nowhere(原題)』の邦題が『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』として、ウォルト・ディズニー・ジャパン配給により、11月14日(金)に日本公開されることが決定した。
最大のヒットアルバム「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」の前夜、1980年代のニュージャージーを舞台に、誰にも頼らず、わずか4トラックの録音機で吹き込んだ6枚目のアルバム「ネブラスカ」。その時、スプリングスティーンに何があったのか。今、それが語られようとしている。
全世界待望の映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』日本公開決定を受けてティザー予告が解禁された。
映像は新車を購入する若き日のスプリングスティーン(ジェレミー・アレン・ホワイト)をとらえる。窓越しに「ハンサムな悪魔のロックスター。あんたのことを知っているよ」と声をかけられ、自分が少しずつ世に知られてきていることを実感する。続いてニュージャージーにあるスプリングスティーンの自室へ。エンジニアのマイク(ポール・ウォルター・ハウザー)と音を確認しながら「完璧じゃなくていい。部屋に一人きりでいる感じに」と指示してハーモニカとギターだけで「ネブラスカ」を歌い始める。その背景には恋人ロマーノ(オデッサ・ヤング)との時間、幼き日の母とのダンス、後の確執を予感させるように寝室で父(スティーヴン・グレアム)とボクシングパンチの練習をする姿が綴られていく。
「ブルースが子どもの頃、寝室の床に穴があいていた。床ってのはしっかり固くて、その上に立てて当然のはずだ。でもブルースには違った。ブルースは修理屋だ。彼の心の穴を修復しているんだ。そしてそれが終わったとき、世界全体を修復する」—マネージャーのジョン・ランダウは、レコード会社の担当者に、「ネブラスカ」がスプリングスティーンと世界の未来にとって、どれだけ重要なアルバムであるかを伝える。スプリングスティーンが父との再会する場面が象徴的に挿入された後、コンサート会場を埋めつくした観客に「雑音(ノイズ)のに中に本物(リアル)を見つけよう」と「明日なき暴走」をシャウトする場面で結ばれている。
同時解禁となったティザーキービジュアルは、若きブルース・スプリングスティーンが愛用するテレキャスターを弾きながらステージでジャンプした一瞬を切り取った写真が使用され、本編への期待がさらに高まる鮮烈なビジュアルとなっている。
『ボヘミアン・ラプソディ』や『エルヴィス』(2022)から、エルトン・ジョンを描いた『ロケットマン』(2019)、ボブ・ディランの若き日を綴った『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』(2024)へと、現役の音楽レジェンドを映画化するプロジェクトが続々と続いている近年、この新たなトレンドの大本命となる感動巨編『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』は、11月14日(金)全国公開となる。
スプリングスティーン 孤独のハイウェイ
監督・脚本:スコット・クーパー(原作:ウォーレン・ゼインズ著「Deliver Me from Nowhere」)
主演:ジェレミー・アレン・ホワイト(ブルース・スプリングスティーン)
共演:ジェレミー・ストロング(ジョン・ランダウ)、ポール・ウォルター・ハウザー(マイク・バトラン)、スティーヴン・グレアム(父ダグ)、オデッサ・ヤング(フェイ)、ギャビー・ホフマン(母アデル)、マーク・マロン(チャック・プロトキン)、デヴィッド・クラムホルツ(アル・テラー)
プロデューサー:スコット・クーパー、エレン・ゴールドスミス=ヴァイン、エリック・ロビンソン、スコット・ステューバー
製作総指揮:トレイシー・ランドン、ジョン・ヴァイン、ウォーレン・ゼインズ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2025 20th Century Studios
公式サイト:https://www.20thcenturystudios.jp/movies/springsteen