アメリカのドナルド・トランプ大統領はブルース・スプリングスティーンにゴルフ・ボールを当てる合成の動画を公開している。
ドナルド・トランプ大統領は自身のソーシャル・メディアであるトゥルース・ソーシャルでゴルフをプレイする動画を公開している。
ボールは合成でブルース・スプリングスティーンに命中して、ブルース・スプリングスティーンがコンサート中に床に倒れ込むものとなっている。この動画はその後、X/ツイッターにも投稿されており、記事執筆時点で5.7万回リポストされ、40万いいねを集めている。
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) May 21, 2025
また、ブルース・スプリングスティーンは5月14日にマンチェスターのコープ・ライヴで行ったライヴの音源を収録したEP『ランド・オブ・ホープ・アンド・ドリームス』が緊急リリースされている。
このツアー初日のマンチェスター公演でブルース・スプリングスティーンは今のアメリカの現状について三度にわたって苦言を呈してたが、そのスピーチもEPには収録されている。
ブルース・スプリングスティーンは“Land of Hope and Dreams”でライヴを始めるにあたって観客に次のように語っている。「マンチェスターに来られて、UKに戻ってこられて最高だよ。『ランド・オブ・ホープ・アンド・ドリームス』ツアーにようこそ。栄えあるEストリート・バンドが今夜ここに来たのは、危険な時代にアート、音楽、ロックンロールの正しい力を結集させるためなんだ」
ブルース・スプリングスティーンは次のように続けている。「私の母国、愛するアメリカ、曲にしてきたアメリカは250年にわたって希望と自由の灯火だったが、今は腐敗して能力のない裏切りの政権の手中にある。今夜、アメリカという試みの最善の部分、民主主義を信じる人たち全員には、私たちと共に立ち上がり、独裁政治に声を上げ、自由の鐘を鳴らしてもらいたいんだ」
これを受けてドナルド・トランプ大統領はブルース・スプリングスティーンを批判しており、「干からびたプルーンのようなロッカー」と評している。
この投稿にはアメリカ音楽家連盟も言及して、ブルース・スプリングスティーンとテイラー・スウィフトのことを擁護しており、次のように述べている。「ミュージシャンは表現の自由を権利として持っており、私たちはすべてのメンバーのために団結しています」
さらにドナルド・トランプ大統領はブルース・スプリングスティーンやカマラ・ハリス元副大統領を支持したミュージシャンについて「大規模な調査」を行うことも要求している。