The Who、1977年ロンドンでの一夜限りのパフォーマンスが48年の時を経て劇場公開

イギリスのロックバンド、ザ・フー(THE WHO)が1977年12月15日、ロンドン北西部キルバーンにある「ゴーモント・ステート劇場」にて一夜限りで開催した伝説のコンサートが「ザ・フー ライヴ・アット・キルバーン1977」として8月29日より東京・TOHOシネマズ 日比谷、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAにて劇場公開される。

同コンサートは、ザ・フーのドキュメンタリー映画「キッズ・アー・オールライト(1979年公開)」の監督、ジェフ・スタインが『コンサートの映像を撮りたい!』とバンドに打診。映画撮影の為だけのスペシャル・コンサートを開催される事になった。ザ・フーのロンドンでのコンサートは、前年(1976)に60,000人を動員したザ・ヴァレイ・スタジアム公演以来。チケットは公演当日の朝、ロンドンの放送局、キャピタル・ラジオで告知され、幸運な800人のファンが招待され、1977年12月15日に開かれた。

一夜限りのスペシャル・コンサートはザ・フーのファースト・シングル「アイ・キャント・エクスプレイン」で幕を開ける。伸びやかに艶やかにシャウトするロジャー・ダルトリーのヴォーカル、ピート・タウンゼントの右腕を大きく回転させながら弾くウインドミル奏法、メロディアスなベースラインを紡ぎ出すジョン・エントウィッスル、そして破壊的なリズムを叩き込むキース・ムーン。みんなが知っているザ・フー4人の勇姿がまざまざと浮かび上がる。このコンサートが行われた翌年(1978年)9月に亡くなるロック史上に燦然と輝く名ドラマー、キース・ムーンにとって最後から2番目のライヴ・パフォーマンスとなったのがこの夜の公演。自身の不摂生から体調を崩し、思うようにドラムを叩けなかったと言われていた頃だが、この映像を見る限り、天才ドラマーの技は健在。破天荒ぶりも全開だ。

「恋のピンチ・ヒッター(サブスティチュート)」、「ババ・オライリィ」、「マイ・ジェネレーション」に、カバー曲「サマータイム・ブルース」と、前年のザ・ヴァレイ・スタジアム公演とほぼ同じのグレイテストヒッツ構成。さらにベーシスト、ジョン・エントウィッスルがリード・ヴォーカルをとる「マイ・ワイフ」、ドラマーのキース・ムーンが歌う「トミーズ・ホリデイ・キャンプ」、さらにコンサート2日前にレコーディングしたばかりの新曲「フー・アー・ユー」を早くも披露するなど、見どころも多い。しかし、この夜のパフォーマンスは、「マイ・ワイフ」がサウンド・トラック盤に収録されたのみで、翌78年5月、シェパートン・スタジオにて再度、収録が行われた。

35mmカメラ6台と16トラックのミキサー卓で撮影録音された本コンサートは長らく封印されていたが2008年にDVD商品化(現在は廃盤)されている。本作品では映像と音声をデジタル・リストア。より鮮やかな映像と音声になって蘇り、劇場公開されることになった。「ザ・フー ライヴ・アット・キルバーン1977」は8月29日公開。

ザ・フー ライヴ・アット・キルバーン1977

原題:THE WHO: AT KILBURN 1977
監督:ジェフ・スタイン
出演:ザ・フー:ロジャー・ダルトリー(Vo)、ピート・タウンゼント(G)、ジョン・エントウィッスル(B、Key)、キース・ムーン(Ds)
2007年(米) /英語/上映時間 64分/5.1ch/日本語字幕:前むつみ
公開日:2025年8月29日(金)
公開劇場:TOHOシネマズ 日比谷、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMA 他全国順次公開
提供: S-O-C-K-S INC.
配給:REWINDERA PICTURES
宣伝:サンタバーバラ・ピクチャーズ/六角堂
協力:シンコーミュージック・エンタテイメント/ MUSIC LIFE CLUB
<ザ・フー ライヴ・アット・キルバーン1977/HP>
https://x.gd/rewindera_who

<トラック・リスト(オリジナル発表年)>
01. アイ・キャント・エクスプレイン/ I Can‘t Explain (1964)
02. 恋のピンチ・ヒッター/ Substitute (1966)
03. ババ・オライリィ/ Baba O’Riley (1971)
04. マイ・ワイフ/ My Wife (1971)
05. ビハインド・ブルー・アイズ/ Behind Blue Eyes (1971)
06. ドリーミング・フロム・ザ・ウエイスト/ Dreaming From the Waist (1975)
07. ピンボールの魔術師 / Pinball Wizard (1969)
08. 僕は自由だ/ I’m Free (1969)
09. トミーズ・ホリデイ・キャンプ/ Tommy’s Holiday Camp (1969)
10. サマータイム・ブルース/ Summertime Blues (エディ・コクランのカバー)(1958)
11. シェイキン・オール・オーヴァー (ジョニー・キッド&ザ・パイレーツのカバー) Shakin’ All Over(1960)
12. マイ・ジェネレーション/ My Generation (1965)
13. ジョイン・トゥゲザー/ Join Together (1972)
14. フー・アー・ユー / Who Are You (1978)
15. 無法の世界/ Won’t Get Fooled Again (1971)

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