ピンク・フロイドは1975年9月12日にリリースされた『炎~あなたがここにいてほしい』が50周年を迎えたことを受けて、50周年記念盤が12月12日にリリースされることが決定している。
50周年記念盤は豪華デラックス・ボックス・セット、LP3枚組、CD2枚組、Blu-ray、デジタル版の複数フォーマットでリリースされるが、日本では日本独自パッケージ2CD+Blu-rayの3枚組セットが限定7インチ紙ジャケット仕様でリリースされることが決定している。
2CDにはオリジナル盤(5曲)とともに、ボーナス・トラックとしてスタジオ・レアリティーズ9曲収録(うち6曲は完全未発表)。Blu-rayにはオリジナル・アルバムの初ドルビーアトモス(ジェームス・ガスリーによる新ミックス)、5.1ch、4ch、Stereoと4つのMixと、ボーナス・トラックを25曲(スタジオ・レアリティーズ9曲と未発表ライヴ音源16曲)が収録される。
さらに映像として1975年のツアーから3つのコンサート・スクリーン・フィルムと、ストーム・トーガソン作のショート・フィルムが収録される。
Blu-rayに音源として収録される未発表ライヴは1975年4月26日のロサンゼルス・スポーツ・アリーナ公演での130分を超えるライヴ・パフォーマンスで、有名ブートレッガーのマイク・ミラードによる録音にスティーヴン・ウィルソンによってきめ細かい修復とリマスタリングを施された、全16曲が初めて公式リリースされる。
豪華デラックス・ボックス・セット(輸入盤のみ)には2CD、4LP(このフォーマット限定のクリア・ヴァイナル)、Bru-rayと全フォーマットが収録され、特典として『葉巻はいかが b/w ようこそマシーンへ』の日本版7インチ・シングルのレプリカ、未発表写真満載の豪華フォトブック、コミック・ブック仕立てのツアー・プログラム、ネブワース公演のポスターが同梱される。
リリースの発表に際して未発表だった“Welcome to the Machine”の初期デモ音源“The Machine Song (Demo #2, Revisited)”の音源が公開されている。
ヒプノシスのオーブリー・“ポー”・パウエルは有名なアルバム・ジャケットについて次のように振り返っている。「1970年代、アルバム・ジャケットは音楽そのものと同じくらい重要だった。ジャケットがレコードの売れ行きを左右していたんだ。レコード店には一度に1万種類ものスリーヴが並んでいて、だからこそ僕らの仕事は、群衆の中から抜きん出て目を引くものでなければならなかった」
「僕はストーム・トーガソンに向かって『人間をどうやって火だるまにする?』と聞いたことを覚えている。当時はデジタル処理なんて存在しない。すると彼は『ポー、実際にやるしかないだろ』と答えた。それで決まったんだ」
「忘れてはならないのは、当時EMIやキャピトルに所属するアーティストの中で、アルバム・カヴァーのクリエイティヴ面に完全な権利を持っていたのはビートルズとピンク・フロイドだけだったということだ。だからこそ僕らは自由にやりたいことができた。それは本当に素晴らしいことだった。当時のフロイドが革新的なバンドであったように、ヒプノシスもまた発明的であり続けようとした。僕らはあの抽象的で謎めいたイメージを守り抜こうと決意していたし、だからこそピンク・フロイドのためにそれを実現できたんだ」






























