Paul McCartney、AIを巡る著作権法改正に抗議するサイレント・アルバムに参加

Paul McCartney

ポール・マッカートニーはAIを巡る著作権法に関するイギリス政府の対応に抗議するサイレント・アルバムに参加していることが明らかになっている。

ポール・マッカートニーは2月にデジタル配信された『イズ・ディス・ホワット・ウィ・ウォント?』のフィジカル盤にボーナストラックを提供するという。『イズ・ディス・ホワット・ウィ・ウォント?』のフィジカル盤は12月8日にリリースされる。

『イズ・ディス・ホワット・ウィ・ウォント?』はスタジオやパフォーマンス・スペースで録音されたノイズが収録されており、人工知能が音楽業界に与える影響について注目を集めるために企画されたものとなっている。

「未来の音楽では私たちの声は聴けなくなってしまうのでしょうか?」とアルバムに参加したケイト・ブッシュは声明で述べている。アルバムの収益はすべてチャリティ団体の「ヘルプ・ミュージシャンズ」に寄付される。

この取り組みはイギリス政府が著作権法の改正を行ったことを受けてのもので、改正は人工知能プラットフォームが著作権で保護された作品を使って、ライセンスを必要とせずにモデルを開発して、訓練することを容易にするものとなっている。改正案では「テキスト・マイニングやデータ・マイニング」のためであれば、著作権を尊重することなくオンラインで素材を使用することが許可される。それを避けるためには権利者が「権利留保」を申請しなければならない。

レディオヘッド、バスティル、ジャミロクワイ、ザ・クラッシュ、ミステリー・ジェッツらのメンバーも今回のアルバムに賛同しており、ビリー・オーシャン、ユセフ/キャット・スティーヴンス、リズ・アーメッド、トーリ・エイモス、ハンス・ジマー、マックス・リヒターらも参加している。

アルバムはトラックリストを繋げると、「The British government must not legalise music theft to benefit AI companies(イギリス政府はAI企業の利益のために音楽の盗用を合法化してはならない)」という文章となっている。

昨年12月にもケイト・ブッシュは許可なくアーティストの作品にAIを使うことに反対する公開書簡に署名している。

この書簡にはレディオヘッドのトム・ヨーク、ABBAのビヨルン・ウルヴァースなど、音楽界、映画界、映画界、出版界から署名が集まっており、ビリー・ブラッグ、ケヴィン・ベーコン、ロバート・スミス、ジュリアン・ムーア、カズオ・イシグロ、アン・パチェット、ロザリオ・ドーソンらも署名している。

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