デヴィッド・ボウイによる1987年発表の楽曲“Zeroes”の新たなバージョンの音源がYouTubeでも公開されている。
“Zeroes”は元々、1987年発表のアルバム『ネヴァー・レット・ミー・ダウン』に収録されている楽曲で、同作はデヴィッド・ボウイのソロ作として80年代最後の作品となっている。
本作については2018年バージョンがプロデューサーのマリオ・マクナルティによってニューヨークのエレクトリック・レディー・スタジオでレコーディングされている。2018年バージョンにはこれまでデヴィッド・ボウイと仕事をしてきた数々のミュージシャンが参加している。
YouTubeでも公開された2018年バージョンの“Zeroes”の音源はこちらから。
新バージョンの“Zeroes”についてマリオ・マクナルティは次のように語っている。「曲の核まで楽曲を削ぎ落とすことによって『ハンキー・ドリー』のような親しみやすさまで辿り着けるかもしれないと思ったんだ。ピーター・フランプトンのシタールは残したんだけど、リーヴス・ガブレルズの新しいギターに対して合ったんだよね」
この“Zeroes”の新バージョンは“Beat Of Your Drum”と共にダブルAサイドの7インチ・シングルとして9月にリリースされるほか、『ラヴィング・ジ・エイリアン [1983-1988]』と題されたボックスセットに収録される。
ボックスセット『ラヴィング・ジ・エイリアン [1983-1988]』は5年間のスタジオ・アルバムとライヴ・アルバム、レア音源が収録されるほか、『ネヴァー・レット・ミー・ダウン(2018)』が収録される。
デヴィッド・ボウイについてはまだ10代だった頃にレコーディングした最初のデモ・テープが古いパンかごの中から発見されている。
このデモ・テープはデヴィッド・ボウイが16歳のときにレコーディングされたもので、当時、彼は本名のデヴィッド・ジョーンズとして活動し、元々はサックス奏者であったことで知られている。収録されている“I Never Dreamed”は、彼が最初にやっていたバンドであるザ・コンラッズと共に、彼の歌声が初めてレコーディングされたものだという。
テープはザ・コンラッズでドラマーとマネージャーをしていたデヴィッド・ハドフィールドによって引っ越し時に発見されている。