HBOの『KIZU-傷』や『ビッグ・リトル・ライズ』を手掛けた監督のジャン=マルク・ヴァレはジョン・レノンとオノ・ヨーコの伝記映画を監督すると報じられている。
ジャン=マルク・ヴァレは映画『ソーシャル・ネットワーク』を手掛けたプロデューサーのマイケル・デ・ルカ、『博士と彼女のセオリー』を手掛けた脚本家のアンソニー・マッカーテンと共に昨年からこの映画の制作に取り組んでいるという。マイケル・デ・ルカによれば、ジャン=マルク・ヴァレが参加する前は「アメリカでの恋愛や勇敢さ、社会運動といった、過去でありながら現在に通じるテーマを扱う」ものだったという。
今回、ジャン=マルク・ヴァレは監督でだけでなく、アンソニー・マッカーテンによる脚本も書き直すとされている。ジャン=マルク・ヴァレが2人の関係をどのように描くかは明らかになっていないが、彼のこれまでの作品のようによりダークなテーマを扱うことが示唆されており、美化されてきたドラッグの使用といったジョン・レノンや夫妻の華やかな側面はそれほど扱わないものになりうるという。
現時点で出演者や映画の公開時期は明らかにされていない。
一方、オノ・ヨーコは通算20作目のアルバムとなるニュー・アルバム『ウォーゾーン』がリリースされており、ジョン・レノンの78回目の誕生日となった10月9日に“Imagine”のニュー・バージョンが公開されている。
“Imagine”のニュー・バージョンについてオノ・ヨーコは次のように語っている。「この曲をやるのは怖かった。トム(プロデューサーのトーマス・バートレット)も少し怖がっていたんじゃないかと思います。世界中の人が知っている曲ですから。でも、今回のアルバムのテーマに合うと思ったから、やるべきだと決心しました」