クイーンの“Bohemian Rhapsody”は20世紀の曲で最もストリーミングされた楽曲になったことが明らかになっている。
ユニバーサル・ミュージック・グループによれば、映画『ボヘミアン・ラプソディ』の世界的ヒットもあって、クイーンの“Bohemian Rhapsody”は世界で16億回以上ストリーミングされ、20世紀の曲で最もストリーミングされた楽曲になったという。
クイーンの“Bohemian Rhapsody”はこれにより、ニルヴァーナの“Smells Like Teen Spirit”を初め、ガンズ・アンド・ローゼズの“Sweet Child O’Mine”や“November Rain”、A-haの“Take On Me”などを抑えて史上最もストリーミングされたクラシック・ロックの楽曲にもなっている。この数字はスポティファイやアップル・ミュージック、ディーザーなどの認可されたストリーミング・サービスや、YouTubeでの公式音源や公式ミュージック・ビデオの再生回数に基づいて集計されている。
クイーンのギタリストであるブライアン・メイは、今回の発表に際して声明で次のように述べている。「つまり、ロック・ミュージックの川に流れ(ストリーム)が生み出されたってことだね! 俺たちの音楽が今も高みへ流れ続けてくれていることを嬉しく思うよ!」
ユニバーサル・ミュージック・グループの会長兼CEOであるルシアン・グランジは次のように述べている。「“Bohemian Rhapsody”は史上最も偉大なバンドのうちの一つによって作られた、史上最高の楽曲の一つです。私たちはクイーンをお届けできることを誇りに思っており、リリースされてから40年以上にわたって、この曲が世界中のファンに影響を与え続けていることをとても嬉しく思っています。この偉業を達成したクイーンと(マネージャーである)ジム・ビーチを祝福したいと思います。これはクイーンの素晴らしさが永久に不滅であることを証明していると言えるでしょう」
1975年にリリースされた『オペラ座の夜』に収録されている“Bohemian Rhapsody”は、リリース以降も断続的にヒットを記録している。“Bohemian Rhapsody”は映画『ウェインズ・ワールド』の挿入歌として用いられたことから1992年に再びヒットを記録しており、同年の5月9日に全米シングル・チャートの2位にランクインしている。“Bohemian Rhapsody”は2004年にグラミー賞の殿堂入りを果たしている。
また、“Bohemian Rhapsody”は映画『ボヘミアン・ラプソディ』のヒットの影響で先月に全米シングル・チャートで3度目となるランクインを果たしており、33位にランクインしている。
一方、ブライアン・メイは先日、映画『ボヘミアン・ラプソディ』のキャスティングの難しさについて語っている。
ブライアン・メイは『クラシック・ロック』誌とのインタヴューの中でサシャ・バロン・コーエンをフレディ・マーキュリー役として想定していた際、彼のままで進めれば「いかに災難になるか、ギリギリのところで」気が付いたと語っている。
彼は次のように語っている。「あと少しで災難になるところだったよ。ギリギリのところで、このままだといかに災難になるかに気が付いたっていうところだね。宇宙工学じゃそこは分からないわけでね。まあでも、もう少しでその岩に当たるところだったんだ。キャスティングが始まったばかりの頃は、みんなナーヴァスだったと思う。誰が自分を演じることになるのかを決めるっていうのは、本当にタフなことだったよ」