アレサ・フランクリンはセリーヌ・ディオンやジョン・レジェンド、ケリー・クラークソンらが出演するトリビュート・コンサートが開催されることが決定している。
アレサ・フランクリンは今年8月に膵臓ガンとの闘病の末に亡くなっている。享年76歳だった。
「アレサ! ア・グラミー・セレブレーション・フォー・ザ・クイーン・オブ・ソウル」と銘打たれたトリビュート・コンサートは2019年の1月13日にロサンゼルスのシュライン・オーディトリアムでが開催されるという。
タイラー・ペリーが司会を務めるこのコンサートには、多くのアーティストが出演して、“Respect”や“Chain of Fools”、“ (You Make Me Feel) Like a Natural Woman”といったアレサ・フランクリンの代表曲を披露する予定だという。また、このコンサートは後日、テレビでも放送される予定となっている。
トリビュート・コンサートにはセリーヌ・ディオンやジョン・レジェンド、ケリー・クラークソンのほか、ヨランダ・アダムズやシャーリー・シーザー、アレッシア・カーラ、コモン、アリシア・キーズ、パティ・ラベル、ベベ・ウィナンス、ブランディ・カーライル、クロエ・アンド・ハリー、H.E.R.、ジャネール・モネイ、シザらが出演するこも明らかになっており、アレサ・フランクリンの葬儀でパフォーマンスをしたジェニファー・ハドソンも出演する予定だという。
ケリー・クラークソンは先日、米ABCによる特別番組「2018:イン・メモリアム」に出演して、幼少期にいかにアレサ・フランクリンの音楽に救われたかについて語っている。
「幼かった頃、私は周囲とのコミュニケーションにとても苦労していました。歌えるようになる前から曲を書き始めていたのも、そのことが理由です」と彼女は語っている。「曲を書いていたのは自分の感情を吐き出すためでした。気味の悪い出来事が次々に起きていたので、私は自分の壁を下げることが怖かったのです。アレサは、私の奥深くまで響いてきたシンガーの一人です。『泣いたっていいのよ。何かに怒ったっていいの。何事も経験することは悪いことじゃないのよ』と、私に言ってくれているような気がしていました」
「私がシャイでなくなったのは、アレサのおかげだと思っています」と彼女は続けている。「子供の頃はとてもシャイで……恥ずかしくて何をやるにも怖がっていました。今ではそんな幼少期とは正反対の性格になることができました。音楽が私に自信を与えてくれ、アレサが私の幼少期に造った壁を壊す何かを刺激してくれたのです」
また、セリーヌ・ディオンはアレサ・フランクリンの訃報に際して自身のフェイスブックで彼女に追悼の意を表している。「アレサ・フランクリンは私を含む何百万人もの人々に影響を与えてくれた、驚くべきアーティストでした。私たちの時代における、最もソウルフルで影響力のあるシンガーだったのです。今後、彼女のような人が出てくることはないでしょう。アレサとパフォーマンスすることができたのは特権だと思っています……私のキャリアの中でも最高だった瞬間の一つです」
アレサ・フランクリンの葬儀は8月31日にデトロイトで執り行われ、スティーヴィー・ワンダーやジェニファー・ハドソン、チャカ・カーンらがパフォーマンスを行っている。