ジェラルド・ウェイは自身が原作を手がけたネットフリックスの番組「アンブレラ・アカデミー」がいかに新曲の制作に駆り立てたかを語っている。
「アンブレラ・アカデミー」はジェラルド・ウェイ原作の同名のコミックに基づいたもので、ネットフリックスで2月15日に全10エピソードが配信される。番組にはエレン・ペイジやロバート・シーハン、メアリー・J. ブライジ、トム・ホッパー、エイダン・ギャラガーらが出演している。
ジェラルド・ウェイは米『ビルボード』誌とのインタヴューの中で撮影に立ち会ったことで楽曲のアイディアが湧いてきたことを明かしている。
「僕が初めてセットに入った日に、初めて撮影を見学してね。エレン(・ペイジ)とエイデン(・ギャラガー)のシーンだったんだけどね」とジェラルド・ウェイは語っている。「パイロット版の最後の撮影だったんだ。世界の終わりについて話して、シーンが暗転するというものでね」
「その時に頭に曲が浮かんで、実際に書き起こしてレコーディングまでしたんだよ。まだ完成はしていないけど、番組に提供できたらと思っているよ」
ジェラルド・ウェイはまた、今も「たくさんの音楽」を書いていることを明かしている。「人生において重点を置いていることが3つあるんだ。家族という一番大切な存在は別にしてね」とジェラルド・ウェイは語っている。「まず一つが、『アンブレラ・アカデミー』と『ドゥーム・パトロール』という今取り組んでいる2つのコミックを書くこと。2つ目は、1週間に一度曲を書いて、新曲をリリースするということでね。毎月これにチャレンジしているんだけど、リリースする期間には開きが出てしまっているんだ」
「そしてもう一つは、自分の健康だよ。体力をつけることだったり、食事だったり、人生に大きな影響を及ぼすようなこと。タバコを止めることとか、そういうのだよ。最後の2つについてはあまり頑張ることができていなくてね。ここ3年間はコミックを書いてばかりいたんだ。ようやく自分のことを気にかけられるようになったところだよ」
ジェラルド・ウェイは現地時間1月24日に「アンブレラ・アカデミー」の新たなトレイラー映像を公開して、その中でサイモン&ガーファンクルの“Hazy Shade Of Winter”をカヴァーしており、カヴァーにはマイ・ケミカル・ロマンスの元バンドメイトであるレイ・トロも参加している。
ジェラルド・ウェイとレイ・トロは昨年の11月にも共作曲“Getting Down the Germs”をリリースしている。同曲はジェラルド・ウェイが昨年10月にリリースした“Baby You’re A Haunted House”に続く楽曲となっている。
ジェラルド・ウェイは先日、“I Am The Hag”と題されたさらなる新曲をリリースする可能性を示唆している。「僕が思うに、2018は黒魔術に溢れた暗い1年だった。それもあって、もう一度魔女について考えるようになったんだ」とジェラルド・ウェイは仮面を被った写真と共に自身のウェブサイトに投稿している。「“I Am The Hag”という曲を書いたことがきっかけで、このマスクを買いたいと思うようになったんだ。まだ完成はしていないんだけど、ヘヴィな楽曲だよ。2019年にはリリースできるかもしれないね」