デヴィッド・ベッカムが共同オーナーを務めるケント&カーウェンは、ザ・ストーン・ローゼズとコラボレーションしたカプセル・コレクションを発表している。
ザ・ストーン・ローゼズとコラボレーションしたカプセル・コレクションは昨年発表されていたが、今回、動画と共にブランドのウェブサイトでその詳細が公開されている。発表されたコレクションは、Tシャツやハット、パーカーにバンドのジョン・スクワイアが手がけた象徴的なアートワークをデザインして、「現代的な洋服に、90年代のインディのアティテュード」を取り入れたものとなっている。
「ケント&カーウェンでクリエイティヴ・ディレクターを務めているダニエル・カーンズは、ザ・ストーン・ローゼズを聴いて育ちました」とザ・ストーン・ローゼズは声明で述べている。「彼にとって、ザ・ストーン・ローゼズは90年代のルックスやサウンドを築き上げたバンドなのです」
「ザ・ストーン・ローゼズが創り出した音楽やアートワークが、イギリスの夏季やイギリスの象徴的な音楽、文化を祝福するケント&カーウェンによる2019春夏コレクションのインスピレーションになっています」
デヴィッド・ベッカムはザ・ストーン・ローゼズのファンとして知られており、2016年にはバンドのマンチェスター公演で自身に曲を捧げられ、そのリアクションが話題になっている。
ザ・ストーン・ローゼズとのコラボレーションは、ケント&カーウェンが先月発表していたネットフリックスの番組「ピーキー・ブラインダーズ」とのコラボレーションに続くものとなっている。
一方、ザ・ストーン・ローゼズはバンドとしての活動を終えたことが有力視されている。
ザ・ストーン・ローゼズは現時点で最後の公演となっている今年6月のグラスゴー公演で、フロントマンのイアン・ブラウンが「終わることを悲しまないで、実現したことを喜んでほしい」と語ったことを受けて、これが最後のライヴになるのではないかと噂されていた。
その後、英国会社登記所による書類によれば、2015年にバンドが立ち上げたツアーのための会社「セカンド・ツアリング」は今年10月に強制登記抹消の官報を受けたことが明らかになっている。これは、2017年の12月24日に「セカンド・ツアリング」の登記が抹消され、清算されたことを意味している。
ザ・ストーン・ローゼズのフロントマンであるイアン・ブラウンは先日、ソロとしてのニュー・アルバム『リップルズ』をリリースしている。