Alan McGee、アーヴィン・ウェルシュやダニー・ボイルが手がける自伝映画について語る

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アラン・マッギーは『トレインスポッティング』の著者であるアーヴィン・ウェルシュと手がけた自伝『クリエイション・ストーリーズ(原題)』の映画版にダニー・ボイルをエグゼクティヴ・プロデューサーとして迎えたことが発表されている。

アラン・マッギーは1983年にクリエイション・レコーズを設立しており、以来、1999年に倒産するまでオアシスやプライマル・スクリーム、ティーンエイジ・ファンクラブ、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインなどのアーティストを輩出している。また、最近はマネージメント業にも乗り出しており、ジーザス&メリー・チェインやハッピー・マンデーズらのマネージメントを担当している。

映画『クリエイション・ストーリーズ』は同名のアラン・マッギーの自伝をもとにアーヴィン・ウェルシュとディーン・キャバナが脚本を手がけたものとなっている。映画にはルパート・エヴェレットやスキ・ウォーターハウス、ジェイソン・フレミングらが出演することが発表されている。また、ダニー・ボイルが監督した映画『トレインスポッティング』でスパッド役を演じたユエン・ブレムナーがアラン・マッギー役を演じることも明らかになっている。「ハリウッド・レポーター」の報道によれば、『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』で知られるニック・モランが監督を務めるという。

「『トレインスポッティング』がクリエイションを手がけるようなものだね。コンセプトを理解してもらえればさ」とアラン・マッギーは『NME』に語っている。「ソニーの2人の重役が盛大にやり合っているのを僕が見ているというシーンがあるんだけどね。すごく面白いものになると思うよ」

1990年代の音楽業界を描いた小説『キル・ユア・フレンズ』を基にした映画『マッド・ドライヴ』で描かれているような当時の騒乱も見ることができるのかと訊かれると、アラン・マッギーは次のように答えている。「(『キル・ユア・フレンズ』の著者である)ジョン・ニヴェンは本当に才能があると思うよ。彼は彼自身のものを作り上げたわけだけど、僕の本は内容のほとんどが実際に起きたことだからね。映画はまさにそのアーヴィン版という感じなんだ」

「僕と父親が夕日に向かって歩いているシーンがあるんだけど、父親とは30年話していないわけでね。だからそれほど現実に忠実なものではないんだ」

彼は次のように続けている。「僕はダニー(・ボイル)やニック(・モラン)と何年にもわたって仕事ができていることを幸運に思っているし、このプロジェクトに2人やユエンに参加してもらえるというのは宝くじが当たったような気分だね」

『クリエイション・ストーリーズ』は2019年5月の後半よりロンドンで撮影が開始される予定となっている。

アラン・マッギーは昨年、7インチ盤とストリーミング・サービスでの流通を専門としたレコーディング・レーベルとなるクリエイション23を設立して音楽業界に復帰を果たしている。アラン・マッギーはレーベルを設立した理由について次のように語っている。「新しいギター・ミュージックは素晴らしくて、僕はまた駆り立てられてしまったんだ」

「重要なのは、ギター・ミュージックがまた素晴らしいものになっているのに、メインストリームのメディアがいいギター・バンドを紹介したがらないということでね」とアラン・マッギーは『NME』に語っている。「こんな時代が来るなんて思ってもみなかった。それで、僕が自分でリリースすることにしたんだ。僕はロックンロールを愛しているからね」

彼は次のように続けている。「音楽は素晴らしいよ。クリエイションはもう一度注目を集めようとしているんだ。ゲームに戻りたいとか、そういうのじゃない。シングルをリリースするのには2500ポンドのリスクがあるのかもしれないけど、僕たちはそれでもリリースして、どうなるかを見てみたいんだ。音楽に改めて興奮しているよ。アティテュードを持ったバンドがたくさんいるからね」

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