Mick Jagger、映画出演作が今年のヴェネチア国際映画祭のクロージング作品に

Mick Jagger

ザ・ローリング・ストーンズのフロントマンであるミック・ジャガーはイタリア人映画監督、ジュゼッペ・カポトンディによる新作映画『ザ・バーント・オレンジ・ヘレシー(原題)』が今年のヴェネチア国際映画祭でクロージング作品として上映されることが決定し、銀幕の世界に戻ってくることが明らかになっている。

『ザ・バーント・オレンジ・ヘレシー』はアメリカ人小説家のチャールズ・ウィルフォードによる同名小説(邦題『炎に消えた名画』)を原作とした作品で、本作にはミック・ジャガーのほか、ドナルド・サザーランドやクレス・バング、エリザベス・デビッキらが出演することも発表されている。本作は美術品の窃盗犯を描いたスリラー作品となっており、ミック・ジャガーは本作で、レス・バングとエリザベス・デビッキ演じるカップルを雇ってドナルド・サザーランド演じる有名芸術家から作品を盗ませる裕福な美術品収集家、ジョセフ・キャシディの役を演じている。

ヴェネチア国際映画祭は『ザ・バーント・オレンジ・ヘレシー』について「エロティックなネオ・ノワール・スリラー」と評しており、11日間にわたる映画祭の最終日となる9月7日にクロージング作品として上映することが発表されている。

「ヤフー!」によれば、本作の撮影は今年4月にミック・ジャガーが心臓の手術を受けるより前に行われたという。ミック・ジャガーは4月に心臓弁の置換手術を受けており、医師に「今はツアーに行くことはできない」と言われたとして、ザ・ローリング・ストーンズは同月から予定されていた「ノー・フィルター・ツアー」の北米ツアーを6月から始まる日程に振り替えている。

ミック・ジャガーは今年6月にカナダのラジオ局「Q107」のポッドキャスト「ザ・デイリー・デリンジャー」に出演して、今は「とても調子がいい」ことを報告した上でツアーに向けたリハーサルについて語っている。「ここ数週間はリハーサルをたくさんこなしているんだ」とミック・ジャガーは語っている。「今朝もジムで少し動いてきたんだよ。特別なことはしていない。その後で、バンドの残りのメンバーとリハーサルをしたんだ」

ザ・ローリング・ストーンズは現地時間6月21日にシカゴ公演から北米ツアーをスタートさせており、ツアーは現地時間8月31日にフロリダ州マイアミでの公演で最終日を迎える予定となっている。

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