今年5月に、平成から令和を跨ぎ、全17会場40公演40万人を動員した全国ツアー「TIME MACHINE TOUR Traveling through 45years」を終えたばかりの松任谷由実が、早くも本日9月18日(水)より、新曲『深海の街』の配信をスタート。また同曲のミュージックビデオも同時公開。更には、荒井由実時代含む松任谷由実、全423曲ハイレゾ音源も本日より配信となった。
新曲『深海の街』は、2019年のユーミンによる最新の“ネオ・シティ・ポップ”とも言えよう楽曲。現在オンエア中のテレビ東京系「WBS(ワールドビジネスサテライト)」のエンディングテーマ曲として制作された作品で、書き下ろしの新曲のリリースとしては、約3年振りとなる。近未来の都会の夜の海を泳ぐような、幻想的なバーチャル・リアリティを楽曲、そしてミュージックビデオで表現。部屋に居ながらにして様々な場所に行ったような気分や感覚が味わえる。言わば、“脳内リゾート”、そんな近未来なイメージで制作されたとの事。
本日公開された今作に向けてのオフィシャルインタビューで楽曲制作にまつわるエピソードを語っている。
昨年、プライベートで訪れたドイツ・ベルリンのクラブの帰り、ドライブをしている最中に、『都会をドライブしている気分を感じてもらえるような、アーバンな曲を書こう』と思いついたところから着想。また、詞曲の着想と同時に決めていたのが、『フュージョン、AORをやろう』というプランだったとの事。ユーミンにとっては日本のポップスの先駆けとして、70年代後半から80年代初頭に既に通ったアプローチだが、『経験が蓄積され、移り変る時代を生き、そこで新たなメロディと歌詞とが合わされば、絶対に新鮮な曲が生まれるという確信がありました。経験とアイデアをどう組み合わせ、エディットするという、ハイブリッドな今の時代らしい発想なのかもしれませんね』と今作について語っている。
また、歌詞については、テレビでテニスの大坂なおみ選手の試合を観ている時に、<ストローク>という言葉が浮かび、<夜の海を泳ぐ>という曲の始まりの歌詞から、テニスにも水泳にもが用いられると気付き、<ストローク>というワードを歌詞に入れたとの事。
インタビューの全文はオフィシャルホームページを要チェック。
また、同じく本日より、荒井由実及び松任谷由実の高音質ハイレゾ音源による全423曲の配信もスタート。
1972年のデビュー以降、音楽を聴くメディアや様々なテクノロジーが変化する中、それぞれの時代の最先端のサウンドを追求してきた楽曲が、音楽プロデューサー・松任谷正隆氏監修のもとエンジニア・GOH HOTODA氏により、2019年新たなマスタリングで“現在”の音に仕上げた“音の3D”を是非体感してほしい。