ワープ・レコーズは設立から30周年を迎えたことを記念した作品『ワープサーティー・セッションズ』シリーズがリリースされることが決定している。
今回発表された『ワープサーティー・セッションズ』は貴重なラジオ・セッションや今年6月に行われたオンライン・フェスからの音源を12インチに収録したものとなっている。
作品がリリースされるのはエイフェックス・ツイン、ビビオ、ボーズ・オブ・カナダ、フライング・ロータス、ケリー・モーラン、LFO、マウント・キンビー、ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー、プラッド、シーフィールとなっている。
リリースからはボーズ・オブ・カナダの“XYZ”の音源が公開されている。
レーベルによるリリースの概要は以下の通り。
Aphex Twin
Peel Session 2
放送:1995.4.10
エイフェックス・ツインが披露した2つのラジオ・セッションのうちの1つ。すべてが当時のオリジナル音源で、披露された全音源がそのまま収録されている。アナログ盤でリリースされるのは今回が初めて。
Bibio
WXAXRXP Session
放送:2019.6.21
ビビオが、ブレイクのきっかけとなったアルバム『Ambivalence Avenue』に収録された3曲と、2016年の『A Mineral Love』収録の1曲を、ミニマルで美しいアコースティック・スタイルで再表現した4曲を収録。『WXAXRXP x NTS』の放送用にレコーディングされたもの。
Boards of Canada
Peel Session
放送:1998.7.21
ボーズ・オブ・カナダによる唯一のラジオ・セッションが、オリジナルの放送以来初めて完全版で収録。これまで当時の放送でしか聴くことのできなかった貴重な音源「XYZ」が今回公開された。
Flying Lotus Presents INFINITY “Infinitum”
Maida Vale Session
放送:2010.8.19
フライング・ロータスの出世作『Cosmogramma』リリース当時、『Maida Vale Session』にて披露されたライブ・セッション音源。サンダーキャット、ミゲル・アトウッド・ファーガソン、そして従兄弟のラヴィ・コルトレーンらによる生演奏。ここ以外では聴くことのできない楽曲「Golden Axe」が収録されている。
Kelly Moran
WXAXRXP Session
放送:- / – / –
今回の『WXAXRXP Sessions』用にレコーディングされ、唯一過去放送もされていない超貴重音源。
LFO
Peel Session
放送:1990.10.20
デビュー・シングルを〈WARP〉からリリース直後に『Peel Session』に出演した際のパフォーマンスで、長年入手困難かつ、ここでしか聴くことのできない音源を収録。
Mount Kimbie
WXAXRXP Session
放送:2019.6.21
『WXAXRXP x NTS』企画で初披露されたパフォーマンスで、マウント・キンビーがライブを重ねる中で、どのように楽曲を進化させていくのかがわかるセッション音源。ミカ・レヴィもゲスト参加している。
Oneohtrix Point Never
KCRW Session
放送:2018.10.23
ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー (OPN) 率いるバンド、Myriad Ensembleが『KCRW session』で披露したスタジオ・セッションから4曲を収録。OPN以外のメンバーは、ケリー・モーラン、イーライ・ケスラー、アーロン・デヴィッド・ロス。
Plaid
Peel Session 2
放送:1999.5.8
プラッドが『Peel Session』に出演した際に披露したパフォーマンスを収録。『Rest Proof Clockwork』リリース当時のオリジナル音源で、ライブで高い人気を誇る「Elide」も含まれる。
Seefeel
Peel Session
放送:1994.5.27
アルバム『Succour』リリース当時に『Peel Session』で披露されたセッション音源。ここ以外では聴くことのできない「Rough For Radio」と「Phazemaze」も収録。
ワープ・レコーズの30周年を記念して、チック・チック・チック、バトルスの来日公演のほか、スクエアプッシャー、ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー、ビビオが一堂に会するイベント「WXAXRXP DJS(ワープサーティーディージェイズ)」が開催されることが決定している。
30周年特設サイトはこちらから。