真心ブラザーズ30周年の「マゴーソニック」大団円で終了! アルバムに豪華アーティストの参加も発表

静かに現れて、椅子に座り、ゆっくりと歌っていく。「明るい歌を歌います!」と「大人になってこそ」を披露。

バンドマンたるもの女に食わせてもらうものと想っていた20歳の頃、そして実際はヒモになりきれなかったという実話から、「ヒモと女」、「元ヒモとして」へ。今年初めてひとり暮しして出来た歌、ツアーを追いかける女性客の気持ちになった歌など、ひとつひとつのエピソードが面白い。

この日、バンドの楽曲ではなく、全曲ソロの楽曲で勝負したのも潔くて、かっこよかった。

真心ブラザーズ、マゴーソニック

四番手は、銀杏BOYZ峯田和伸 。

真心とFM COCOLOのDJマーキから「怪物!」紹介された峯田だが、1曲目「SKOOL KILL」から上半身裸になり、途中でギターを捨てて、観客席へ乗り込み、その怪物っぷりを発揮する。

2曲目「人間」では雨も降り出し、「どうせならザーザー降りがいい!」と峯田が話すと、本当にザーザー降りに! そんな中でも照れながら真心への想いを明かす一面も素敵であった。

「夢で逢えたら」、「BABY BABY」という人気曲では、観客たちから喜びの歓声が飛び交う。高校時代の甘酸っぱい想い出や、もう固有名詞を曲名にしないなどと明かされた後は、ギターを持たず、オケで歌う「ぽあだむ」。一番雨が激しい時間は、一番ライブも激しかった。

真心ブラザーズ、マゴーソニック

五番手は、友情出演で15分のみの登場となった。ウルフルズのトータス松本。

真心の「一輪車でトータスは来る!」という謎のイジリに笑いながらも、今年リリースとなった「リズムをとめるな」をぶつけてくる。

あっという間に場を支配するのは、本当に流石であった。ロマンチックで男臭いラブソング「サムライソウル」も雨の中、ただただ耳を傾けてしまう。最後は、観客の手拍子とともにアカペラで「バンザイ~好きでよかった~」へ。

トータスが歌い終わる頃には雨も止み、真心へとバトンは渡された。

真心ブラザーズ、マゴーソニック

「やっと音楽が出来るわ!」とYO-KINGが話し、1曲目「GREAT ADVENTURE FAMILY」へ。

そして、夕方にピッタリな「荒川土手」と歌われる。ふたりは本当に野外が似合うなとのめりこみながら観るが、当の本人たちは「喋らないといけない事は、さっき(中説)喋り尽くして何も無いね!」とやはり至って緩やか。既に喋られた30周年記念セルフカバーアルバムだが、ファン投票によって収録曲は決められている。「この曲?!」と桜井秀俊が困惑する桜井ボーカル楽曲「今しかない 後がない」も歌われた。

真心ブラザーズ、マゴーソニック

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