GLAY、酷暑の中、ファンとともに作るメットライフドーム2days公演敢行!ヒット曲満載の「良いGLAY」の翌日は、まさかのさよならGLAY?!遊び心満載の「悪いGLAY」両公演レポート

GLAYが8月17日(土)18日(日)に、埼玉県・メットライフドームにてライブ「GLAY 25th Anniversary “LIVE DEMOCRACY”」を開催した。

写真:岡田裕介

デビュー25周年イヤーのテーマを「DEMOCRACY(民主主義)」とし、年初には7つの公約を掲げたGLAY。今回のメットライフドームでのライブは、その公約の3つ目として打ち出されていた、ファン待望のドーム公演である。2日間それぞれ、17日(土)公演は「良いGLAY」、18日(日)公演は「悪いGLAY」と、異なるコンセプトでの開催となった。

写真:岡田裕介

17日(土)「良いGLAY」公演は、GLAYの25年の歴史を物語るような名曲の数々を披露する内容となっていた。センターステージのバルーンが割れ力強く情熱的な赤い衣装で登場したGLAYは、序盤から『HAPPY SWING』『口唇』『グロリアス』とライブ人気曲を立て続けに披露。この日のメットライフドーム周辺の気温は35度を超え、猛暑の中でのライブであったが、序盤から開場の盛り上がりも最高潮に。JIROによる「OK!初っ端からぶちかましてるけど、みんなぶっ倒れんなよ!」の掛け声から『SHUTTER SPEEDSのテーマ』で更に会場を盛り上げる。続く『More than Love』では、メンバーが二手に分かれ会場をトロッコで1周した。この1曲目〜5曲目までのセットリスト及び演出(センターステージに出現したバルーンの中からメンバーが登場、5曲をセンターステージで演奏)は99年GLAY EXPOと同様の演出である。

写真:田辺佳子

ステージ横には夕焼けのオレンジ色の空が覗く中披露された『はじまりのうた』で会場は幻想的な雰囲気に包まれた。夏にピッタリの『サバイバル』に続いては、「デビュー25周年に、このメットライフドームでライブができる幸せを噛み締めながらこの曲を歌いたいと思います。」というTERUの言葉から『SOUL LOVE』を披露。ステージが見えなくなるほどの白と水色のライティングのもと、メットライフ中がGLAYチョップする姿が非常に印象深い。熱気冷めやらぬ会場を穏やかであたたかい空気に変えるかのように披露された『夏音』『COLORS』。TERUが「国境や全てを超えて楽しめる曲」を目指して書いた曲である『YOUR SONG』では、日本中、そして世界中から集まった約3万人の観客が身体を揺らす姿が印象的であった。

写真:田辺佳子

するとここで10分間の休憩タイムへ。TERU曰く「25年ともなると、これくらいの休憩も必要ですよね。すごく暑いので休憩を設けてみました。」と、ホスピタリティに溢れたライブであった。その後は「GLAY DEMOCRACY Photo 3D」の撮影会へ。会場にいるファンがそれぞれのスマホで撮影したステージ上のメンバーの写真を、「フォトグラメトリー(Photogrammetry)」という技術を使い、ひとつの大きな立体画像へと合成して360度の3D写真を作り上げるというものだ。ファンから募集していた公約の中に「GLAYと写真を撮りたい!」との声が多く挙がっていたことを受け、実現した企画である。

写真:田辺佳子

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