力強い歌で、ポリープ切除手術からの 復帰第1弾ライブを成功させた ZIGGY

また、リハーサル自体は、1 時間以上行なわれ、この日のセット・リストの中から 10 曲以上がプレイされたであろうか。 そのリハーサルにも全力で臨むメンバー達。本番前にすでに汗びっしょりになっていた姿も心に残った。

そして迎えた、ライヴ本番。

ZIGGY

オープニング SE の「威風堂々」に導かれ、メンバーが登場。CHARGEEEEEE…(ds)がステージ中央で“帰ってきたぜ、ZIGGY!!” と叫び、会場のテンションを一気に引き上げる。

そのテンションのまま「EASTSIDE WESTSIDE」、「ROCK SHOW」、「ヒカリノアメ(hyper punk ver.)」というアッパーな 3 曲を立て続けに披露!!

その歌いっぷりからは、ポリープ切除手術の影響を感じることはない。森重らしい、“ややハスキーでロックな声”は健在だし、ステージングを含めて、むしろパワフルになった印象さえ受ける。

「銀のパレット」を終えての 2 回目の MC では、八王子ネタや森重の生まれ故郷である三多摩ネタを絡める。そして、“ロックン・ロール、聴きたいか?”という森重の言葉に続き、懐かしい「PASSION RED のおまえを抱いて」がプレイされる。
さらに、ファースト・アルバム『ZIGGY〜IN WITH THE TIMES』から「I WANT YOUR LOVE」など 3 曲が演奏された。

ファースト・アルバムが発表されたのは 30 年も前になるが、今の ZIGGY の手にかかると30年前の楽曲が今のタフさやトーンを伴って“2019 年のロックン・ロール”として響きわたっていく。

また、MC ではその『ZIGGY〜IN WITH THE TIMES』のリレコーディング作の歌入れを明後日(8 月 26 日)に行なうこと、 そしてそのファースト・アルバムが当時国立市に住んでいた森重にとって、その思い出も含めて“三多摩くさいアルバム”だということが語られた。

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