矢野顕子 渋谷パルコ8階で「アッコちゃんとイトイ。」展『矢野顕子ミニライブ(イトイもいます)』開催

矢野顕子

「アッコちゃんが僕の作詞の歌だけでライヴをやる時に、僕はギターを弾くわけでもなく、歌うわけでもないから、手土産を持っていく必要があると感じたんです。その時、ふと、『SUPER FOLK SONG』の続編を書いて持っていったらどうだろうかと思いついて。そうしたら、すっとできちゃった。本当に40年経った後の続編」
「その間には“浮気 借金 世の情け 一姫二太郎 三は猫”ですよ。しかし、それでも最後は“ハッピーエンドにしておくれ”と言える。みごとですよ」と矢野が応えて、おもむろにピアノを弾き始めた。跳ねるように、スキップするように、階段を一段抜かしするようにピアノを奏でていき、物語を読み聞かせてくれるように歌を紡いでいった。
ピアノだけなのに、とても豊かな音が溢れ出した1時間。まさにピアノ弾き語りのアルバムである『SUPER FOLK SONG』の世界が目の前に繰り広げられ、歌にぐっと引き込まれたかと思うと、ふたりの掛け合いが笑いを誘う。なんとも贅沢な時間だった。深い満足と共に会場を出ると目に入ったのが映画『SUPER FOLK SONG~ピアノが愛した女。~』のポスター。隣接している映画館「WHITE CINE QUINTO」で、12月8日(日)に上映される。『SUPER FOLK SONG』のアナログ・レコードに込められた音の凄みがどこからやってくるのか。その秘密と魅力を余すところなく伝えてくれるはずだ。

原稿:油納 将志

[amazon_link asins=’B07GXCDKNS’ template=’ProductCarousel’ store=’classic0330-22′ marketplace=’JP’ link_id=’9911b61e-082b-49b5-9103-438ff62232c4′]

[amazon_link asins=’B075Q9XK4C’ template=’ProductCarousel’ store=’classic0330-22′ marketplace=’JP’ link_id=’7961b6ff-9584-48ac-a0ae-25ab8e29edcc’]

1 2

3