佐々木から「後ろにTHE MANの人たちがいてマフィアかと思ったけど(笑)、Tabooのお客さんが優しそうで良かったです。」とMCを挟む。イマイのアコースティックに、佐々木のエレキが絶妙に絡み合う音の情景に、観客は酔いしれた。
FIX&冷牟田竜之presents 「Taboo ルパン三世 殺しの唄」
そして、本イベントのホストを務める冷牟田竜之率いるTHE MANとチャーリー・コーセイの登場。
「Aflo LUPIN」から始まったステージでは、青木の妖しいフルートが旋律を奏で、チャーリー・コーセイのあの歌声に、観客は魅了される。
冷牟田のアジテートは、激しさを増し「ルパン三世」の世界が力強く表現されていく。
「愛のテーマ」では飯川のトランペット、寺谷のトロンボーンがムーディに響き、「チャーリーさんと一緒にライブが出来て幸せです。ルパン3世のテーマを自分たちで作るのが夢だった。」と冷牟田から紹介されたのは「天国のブルース」。
スカのアレンジが施されたこの楽曲では、伊藤の軽快のドラミングに二本木のベースラインが心地良い。
「ワルサーP38」では、会場から大きな歓声が上がり、「ルパン三世’78」が初披露されると、会場中が揺れ動いた。
アンコールで迎えられたTHE MANは、高野哲と共に「Monkey Man」を披露。加藤のキーボードが軽快に踊り、観客を魅了した。
そして、2月末でバンドを卒業することがアナウンスされている、ベーシスト二本木潤作曲による「GHOST DOG」が、中村の轟音ギターから始まった。会場が揺れる中、ラストに披露されたのは暗闇の中で始まった「GABBA GABBA HEY」。東京公演がラストとなった二本木潤の爆発したプレイに、会場から拳が突き上がり、大爆発を起こしたイベントの幕が閉じた。
本公演の続編ともいうべき公演が、今月末神戸で開催されるので、現メンバーでのTHE MANの爆発を見逃さないで欲しい。