FIX&冷牟田竜之presents 「Taboo ルパン三世 殺しの唄」

2月10日、新宿ReNYにて「Taboo ルパン三世 殺しの唄」が開催された。
昨年12月に行われた、「冷牟田竜之presents Taboo 15th Anniversary ~殺しの唄~」も記憶に新しい中、再演が望まれていただけに多くのファンが駆けつけた。

本編前、イマイアキノブ&佐々木亮介(a flood of circle)によるDJタイムが始まる。
当初、イマイアキノブのみの予定だったDJが、佐々木亮介も加わるという、ファンにとっては嬉しいサプライズもあり、Tabooならではのコラボレーションが観られた。

ロックを中心としたセレクトで、開演前の会場を大いに盛り上げ、イベントを彩った。

「TEQUILA」のSEと共に登場したのは、紅1点のTHE LIPSMAX。
「LIPSY!!!」収録の「Devil’s Sisters」から始まったステージは、LOVEのアコギでカッティングするグルーヴに、TOKIEのアップライトが踊る。山口美代子のドラムが激しく刻み、3人のコーラスが唯一無二の世界観を表現している。

新曲も披露されたステージは、次に予定されているアルバムを期待せずにはいられないパフォーマンスで、会場を沸かせた。

続いて登場したのは、高野哲(ZIGZO、THE JUNEJULYAUGUST、nil、インディーズ電力)。「Taboo、初めてお邪魔します」というMCと共に、奏でなれたのは「Roly Poly」。nilでもセルフカバーされた楽曲でもあり、アコースティック・ギターでの表現は、静寂と狂気を同居させたような世界が広がる。

忌野清志郎がカバーした「I shall be released」など、全3曲を披露したステージには、たくさんの拍手が向けられ、ステージをあとにした。

「天王寺ガール」からスタートした奇妙礼太郎は、「天王寺は路上で寝ている人がいる街です」と、奇妙らしいMCを挟み、最新アルバム「東京ブギウギ」にも収録された、尾崎豊のカバー「ダンスホール」では、会場中から拍手が沸き起こる。

「HOLE IN ONE」に収録された名曲「あなたただひとり」を披露し、ステージを終えると、たくさんの拍手が送られた。

イマイアキノブ&佐々木亮介(a flood of circle)によるアコースティック・セッションでは、a flood of circleの「Black Eye Blues」が演奏され、極上のブルースセッションを魅せる。

佐々木から「後ろにTHE MANの人たちがいてマフィアかと思ったけど(笑)、Tabooのお客さんが優しそうで良かったです。」とMCを挟む。イマイのアコースティックに、佐々木のエレキが絶妙に絡み合う音の情景に、観客は酔いしれた。

そして、本イベントのホストを務める冷牟田竜之率いるTHE MANとチャーリー・コーセイの登場。
「Aflo LUPIN」から始まったステージでは、青木の妖しいフルートが旋律を奏で、チャーリー・コーセイのあの歌声に、観客は魅了される。
冷牟田のアジテートは、激しさを増し「ルパン三世」の世界が力強く表現されていく。

「愛のテーマ」では飯川のトランペット、寺谷のトロンボーンがムーディに響き、「チャーリーさんと一緒にライブが出来て幸せです。ルパン3世のテーマを自分たちで作るのが夢だった。」と冷牟田から紹介されたのは「天国のブルース」。
スカのアレンジが施されたこの楽曲では、伊藤の軽快のドラミングに二本木のベースラインが心地良い。
「ワルサーP38」では、会場から大きな歓声が上がり、「ルパン三世’78」が初披露されると、会場中が揺れ動いた。

アンコールで迎えられたTHE MANは、高野哲と共に「Monkey Man」を披露。加藤のキーボードが軽快に踊り、観客を魅了した。

そして、2月末でバンドを卒業することがアナウンスされている、ベーシスト二本木潤作曲による「GHOST DOG」が、中村の轟音ギターから始まった。会場が揺れる中、ラストに披露されたのは暗闇の中で始まった「GABBA GABBA HEY」。東京公演がラストとなった二本木潤の爆発したプレイに、会場から拳が突き上がり、大爆発を起こしたイベントの幕が閉じた。
本公演の続編ともいうべき公演が、今月末神戸で開催されるので、現メンバーでのTHE MANの爆発を見逃さないで欲しい。


取材:2015.02.10
撮影:Hiromi Morimoto/山中善正
インタビュー・テキスト:Atsushi Tsuji(辻 敦志) @classic0330