冷牟田竜之 presents Taboo in 神戸 THE MAN with チャーリー・コーセイ~ルパン三世 皆殺しの唄~

THE MANのイントロに迎えられて、チャーリー・コーセイがゆっくりとステージ中央に立つ。
「THE MANと一緒にやって、パワーをもらってます。」とチャーリー・コーセイが語るように、現代で再演されるルパン三世の名曲たちは、全てにおいてそのパワーを放っているのがわかる。
「ルパン三世 エンディングテーマ」では、そのパワーのみならず、哀愁や妖しさをまといながら奏でられ、ルパン三世をイメージして作られたという、中村作曲による「天国のブルース」では、混沌とした現代へのレクイエムにも感じられる。
「ルパン三世’78」では、会場中で大合唱が沸き起こり、「I’m a Super hero」で”皆殺しの唄”のステージが終了した。

鳴り止まないアンコールに迎えられ、再び登場したTHE MANは、冷牟田を筆頭に管楽器隊が次々とフロアへ降り、その熱いアンコールに応えるべく、パフォーマンスをし続ける。ダブル・アンコールで演奏されたのは「Good Gravy」。イベント終了を惜しむかのように大歓声に包まれ、Tabooの幕は閉じた。
そして、THE MANより脱退が発表された、ベーシスト二本木潤のTabooラストステージは、皆殺しのベースを奏でつづけ、会場中のファンの胸に刻まれていた。

《二本木潤よりメッセージ》

THE MANを応援してくれている皆さんへ

私、ベース二本木潤は2月28日(大阪conpass公演)をもってTHE MANを脱退することになりました。

バンド立ち上げから約3年、本当にたくさんの人に支えられて活動ができていたんだと実感しています。

リーダー冷牟田さんは自分が見たことのない景色、或いは音楽の初期衝動からずっと見たかった景色を見に連れて行ってくれました。活動を通して「自分であれ」とその背中で伝えてくれていたように思います。

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