The BONEZライブレポート| Tour 2015 Beginning 名古屋E.L.L

今月から始まった<The BONEZ Tour 2015 “Beginning”>は、既に折り返し地点となり、「Beginning」を掲げたツアーも、正に佳境に近づいてきた。
4月5日の千葉LOOKから6公演目(イベント出演の「FUN☆K 5 anniversary party」含む)、名古屋E.L.Lでは、早くもその進化を目撃することとなった。

現在、音楽アプリ「LMusic」と連動して、各会場のBGMは、メンバーが選曲したプレイリストをSEとして採用しているのだが、この日はZAX(Dr.)による会場BGMで、ライブスタート前の会場をブチ上げる内容であった。以降の各会場についても、メンバー選曲によるBGMが流れるので、こちらも是非注目いただきたい。

「The BONEZ」と記されたタオルを掲げてJesse(Vo./Gt.)が登場し、場内が暗転したと同時に、「Beginning」からの楽曲が炸裂する。
「旅してきた甲斐がありました。今回のツアーの話じゃなくて、The BONEZやり始めて、止めないでここまで来て、俺たちとBONERの仲が作れたことが嬉しい」と、会場に言い放った。その紛れもない事実として、「Beginning」が生み出され、このツアーの全てをワンマンで組まれた所以であるだろう。

2013年9月にバンド名を”The BONEZ”として旗揚げし、10月に現ラインナップとなって、早1年半が経過した。NAKA(Gt.)加入後、初となる音源となった「Place of Fire」、ライブ会場限定で販売された「Whenever,Wherever」を経て”Beginning”を提示したことは、あくまで”次”があるからであり、その始まりが”今”ということを垣間見るには、充分なパフォーマンスだ。

よりソリッドで破壊力の増した演奏と、和やかなプレゼント・タイム(この夜は、来場者に抽選で、サイン入りスネアヘッドがプレゼントされた)、想いを語るMCが交差し、The BONEZとBONERで作られる光景は、充実感に満ち溢れている。もちろん、サークル・モッシュもダイブもある。が、それだけではない手拍子や、コールアンドレスポンス、沸き起こる大合唱があるのは、The BONEZの楽曲の幅広さが象徴している。

「Beginningさせてくれてありがとう。」というMCから導かれた「Memory」では、NAKAのエモーショナルなギターに伸びやかな歌声が重なり、今日という日を確かなものにしていた。そして、ZAXのドラミングが光る「GIMCRCK」、この夜も、強力なバンド・サウンドを奏でたT$UYO$HI(Ba.)のベースラインが印象的な「Thread & Needle」が象徴するように、進化と深化が同時に行われているステージの破壊力は、過去最高であったと言える。

そんな圧倒的なステージを終えたにも関わらず、終演後の会場外では、寒空の下でBONERと交流するメンバーの姿が見られた。
それは、始まりを体感したBONERと、この日を祝福したいという、ごく自然な行動であると同時に、今を大事にしたいという現れなのだろう。
4月30日の恵比寿 LIQUID ROOMまで繰り返されるであろう、進化と深化を是非、目撃して欲しい。


取材:2015.04.17
Photo by 青木カズロー
インタビュー・テキスト:Atsushi Tsuji(辻 敦志) @classic0330