The BONEZライブレポート| Tour 2015 Beginning 名古屋E.L.L

2013年9月にバンド名を”The BONEZ”として旗揚げし、10月に現ラインナップとなって、早1年半が経過した。NAKA(Gt.)加入後、初となる音源となった「Place of Fire」、ライブ会場限定で販売された「Whenever,Wherever」を経て”Beginning”を提示したことは、あくまで”次”があるからであり、その始まりが”今”ということを垣間見るには、充分なパフォーマンスだ。

よりソリッドで破壊力の増した演奏と、和やかなプレゼント・タイム(この夜は、来場者に抽選で、サイン入りスネアヘッドがプレゼントされた)、想いを語るMCが交差し、The BONEZとBONERで作られる光景は、充実感に満ち溢れている。もちろん、サークル・モッシュもダイブもある。が、それだけではない手拍子や、コールアンドレスポンス、沸き起こる大合唱があるのは、The BONEZの楽曲の幅広さが象徴している。

「Beginningさせてくれてありがとう。」というMCから導かれた「Memory」では、NAKAのエモーショナルなギターに伸びやかな歌声が重なり、今日という日を確かなものにしていた。そして、ZAXのドラミングが光る「GIMCRCK」、この夜も、強力なバンド・サウンドを奏でたT$UYO$HI(Ba.)のベースラインが印象的な「Thread & Needle」が象徴するように、進化と深化が同時に行われているステージの破壊力は、過去最高であったと言える。

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