メンバー紹介に続いて、岩崎宏美が再び登場して、そのままラストに突入。大きな木を見上げたその先には空が広がっている。ラストを飾ったのは、坂本九の「見上げてごらん夜の星を」(1963年)だった。岩崎宏美の歌で始まり、続いてASKAがリードを取り、2人がコーラスしていく。<二人なら苦しくなんかないさ>というフレーズを2人でコーラスするシーンは感動的だ。華やかに始まり、胸の中に温かいエネルギーが満ちあふれてのエンディングとなった。惜しみない拍手の中、39名が並んで挨拶する光景は壮観だった。
『昭和が見ていたクリスマス!?』は、昭和の時代の賑やかな空気を今の時代に蘇らせるだけでなく、あの時代に存在していた“夢”や“希望”を、歌という乗り物に乗せて、今の時代にデリバリーしてくれたのではないだろうか。ライブが終わって街に出ると、そこは令和の2月。夜空を見上げると、昭和の時代に輝いていた星は、令和の今も変わらず、確かな光を放っていた。
文:音楽ライター長谷川誠 写真:西澤祐介














