TRI4TH 10th Anniversary tour vol.1

4月20日にTRI4TH 活動10周年記念ベスト盤 “MEANING” をリリースし、6月より開始した「TRI4TH 10th Anniversary tour vol.1」のツアーファイナルが、東京・代官山UNITにて開催された。数多くのファンで埋め尽くされた会場は、ツアー・ファイナルを祝福するかように、熱量の高い空気感で満ち溢れていた。

全国7ヶ所の地方をまわった本ツアー。
本公演では、開演前・終演後と、谷口慶介(Playwright)、IWATA(Ego tripping)、MAISAWA(AnthologyHair)によるDJタイムが設けられ、10周年を彩る豪華な演出で迎え入れられた。
そして、”AWAKENING”のリード・トラックでもあり、竹内大輔(Piano)の超絶連打のイントロで始まる「Freeway」でライブの幕が上がった。
オープニングからバンドの勢いそのままに駆け抜ける音の粒子は、「10年間で一番の仕上がり」と公言していた織田祐亮(Trumpet)の言葉通り、一気に会場中を埋め尽くすオーディエンスを乱舞させる。
関谷友貴(Bass)と伊藤隆郎(Drums)から繰り出されるグルーヴに、藤田淳之介(Saxophone)、織田祐亮のホーン隊と竹内大輔のピアノによる音的対話の数々。
迷いのない、その完璧なまでの世界観は、”AWAKENING”で示した”覚醒したJAZZ”を見事に表現していた。

「TRY AHEAD」「Walk Together」と続けざまにドロップし、全身でその楽曲の持つ世界観に触れているオーディエンス。
“MEANING”はもちろんのこと、この「TRI4TH 10th Anniversary tour vol.1」、そして10年の活動を通して、確実にTRI4THの音楽が染み渡っていることがわかる。
9月に発売されるニューアルバム”Defying”に収録される新曲「SNAKE」が披露されると、一気に会場のボルテージがヒート・アップし、メンバー同士のインプロヴィゼーションとも取れるバトルを起爆剤に、激しく荒々しいサウンドと、スリリングな展開で会場を沸かせ、デビュー・シングル”TRI4TH plus EP”に収録されている「Sister Salvation」へ突入。
その流れの中、バンマスでもある伊藤隆郎から、こんな言葉が会場へ向けられた。

「10年、悔しい思いもしてきたし止めようと思うこともあった。それでもTRI4THをやってきて良かった。ずっと、続けていこうと思う。」と。
バンドを結成して活動をしていく中、誰もが理想通りに行くことはない。理想は様々だが、初めからうまく行くバンドはきっと一握りに近いだろう。
それでも、TRI4THとして長い時間を過ごし、今夜もここに立っているのは紛れもない真実で、その真実から生まれた音楽たちで踊る、たくさんのオーディエンスに囲まれたライブを繰り広げられるのは、10年という長い年月を掛けて手に入れた”事実”だと思う。
そうやって作り上げた世界の中で踊り、ラストの「Tick Tuck」まで、会場の沸点を1度も下げることなく、大歓声に包まれたまま本編の幕が閉じた。

アンコールで迎えられ、”MEANING”に収録された未発表曲「じゃんだらりん」、伊藤隆郎から「踊れるスカを持ってきました!TRI4TH流のスカ、踊ろうぜ!」の合図とともに、新曲「FULL DRIVE」へと続き、TRI4THのアンセム曲「Dance’em all」で約2時間にも及び踊り尽くされた夜が終了した。

ニュー・アルバム”Defying”、9月末からスタートする「TRI4TH “Defying”Tour」、そしてここ代官山UNITでの再会を宣言したTRI4TH。
10周年の夜は、きっと彼らにとっての新たなスタートとなり、また踊り尽くされる夜を描く音楽とパフォーマンスを”Defying”を引っ提げ、我々に届けてくれるだろう。

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