エルヴィス・コステロは今月行われる来日公演に向けた予習用プレイリストが公開されている。
来日公演はスティーブ・ナイーヴとのコラボレーションによるステージとなる。
予習用プレイリストはこちらから。
エルヴィス・コステロは来日記念盤『ザ・ボーイ・ネームド・イフ(アライヴ・アット・メンフィス・マグネティック)』がリリースされている。
2022年1月にリリースされた最新スタジオ・アルバム『ザ・ボーイ・ネームド・イフ』の配信限定デラックス・エディションに追加された11曲が、日本のみCDでリリースとなっている。
その11曲は日本のラップユニットchelmicoによる“Magnificent Hurt”のリミックス・ヴァージョンと、2021年10月と2022年5月のメンフィス・マグネティック・レコーディング・スタジオでのツアー・リハーサル中にライヴ録音された10曲となっている。
エルヴィス・コステロはchelmicoとの出会いについてエッセイで次のように述べている。「ツアーに明け暮れていた生活から、一時的に空いた合間が授けてくれたことの一つは、ジュークボックスやレコードの山、映像エンターテインメントになったコミック本の世界を家族で囲み、楽しむ時間だった。双子の兄と母親が何か別のことに取りかかっていた頃、僕と息子のフランクはTVアニメ『映像研には手を出すな!』を全話観ることに成功した。絵コンテから最終カットまで、アニメーション制作のあらゆる側面が、3人の若い日本人女子高生の目を通して描かれる独創的な作品だ。各話は、ビートボックスとスライドギターに乗ったヴァースと韻を踏むフローがクールなchelmicoの“Easy Breezy”で幕を開ける」
「何本かの電話の後、僕は東京にいるMamikoとRachelとのビデオ会議に参加していた。二人は喜んで〈マグニフィセント・ハート〉を自分達のヴァージョンにすることに合意してくれた。僕からの唯一の指示は「何をやってくれてもいい。切り刻んでも、ひっくり返しても、消してもいい。やりたいようにやってくれ。君たちが間違うってことはありえないから』だった」
「聴けばおわかりの通り、今やそれは歌詞音楽共にまるで別の物語を持つ曲であり、僕も彼女たちのヴァースの間に不意に挟まれ、再調和している。そしてこの新しい日本モデルの曲を持ち、『ザ・ボーイ・ネームド・イフ(アライヴ・アット・メンフィス・マグネティック)』の物語本もエンディングを迎えるのだ」