エルヴィス・コステロは米CBSのテレビ番組「ディス・モーニング」に出演して、自身のガンとの闘病について語っているほか、ライヴ・パフォーマンスも披露している。
エルヴィス・コステロは今年7月、「小さいながらにも非常に活発な悪性腫瘍」があると診断され、健康上の理由でヨーロッパ・ツアーのいくつかの日程をキャンセルすることを余儀なくされている。
自身の病気についての「生命を脅かすものだと」する噂とは裏腹に、エルヴィス・コステロは今は完全に回復しつつあることを明かしている。
「僕は元気だよ! こんなに小さいものを発見できたことをとても幸運に思っているんだ」とエルヴィス・コステロは自身が受けた手術について触れ、ガンについてどれだけ誇張されて語られているかについて言及している。
「ここ3週間くらい、よく手紙が届いていたんだけどさ。いやいや、僕は死なないって! 冗談で言っているわけじゃないよ。(ガンと)全身全霊で闘ってくれる愛すべき人を見つけるために、はるか遠くまで出かけなくちゃいけないこともないわけでね」
同じインタヴューの中で、エルヴィス・コステロは自身のバンドであるジ・インポスターズとの新作『ルック・ナウ』についても言及して、自身のサウンドを新たな領域に持ち込み続ける情熱について語っている。
「自分たちが『ホーム』だと考えているもの、自分たちの強みだと思っているものから遠く離れることって、時に怖くもあるわけだけどね」とエルヴィス・コステロは語っている。「でも、違ったものを取り入れている人たちというのはどうだろう?と思うわけでさ」さ」
エルヴィス・コステロはインタヴューの中で新作で2曲を共作したバート・バカラックにも言及している。
エルヴィス・コステロは10月12日に『ルック・ナウ』をリリースしており、同作は2008年にリリースした『百福』以来となるジ・インポスターズとのアルバムになっている。エルヴィス・コステロのアルバムとしては、2013年のザ・ルーツとのアルバム『ワイズ・アップ・ゴースト』以来となっている。
エルヴィス・コステロは、昨夏の「インペリアル・ベッドルーム&アザー・チャンバース」と題されたツアーをしている時にスタジオに戻りたいと思うようになったことを明かしており、ジ・インポスターズとのアルバムをリリースすることを示唆していた。