ポール・マッカートニー&ウイングスはライヴ・アルバム『ワン・ハンド・クラッピング』より“Soily”のライヴ映像が公開されている。
『バンド・オン・ザ・ラン』が7週連続で全英アルバム・チャートの首位の座に立っていた1974年8月、ポール・マッカートニー率いるウイングスはアビイ・ロード・スタジオに入って、ドキュメンタリーの映像作品を撮影し、あわよくばスタジオ・ライヴのアルバムを制作しようとしていた。そのライヴ・アルバムこそが『ワン・ハンド・クラッピング』で、公式にリリースされることは現在までなく、デヴィッド・リッチフィールド監督の下、4日間で撮影/レコーディングされた映像作品からは多くの海賊盤が出回ったことで知られている。
“Soily”のライヴ映像はこちらから。
一部のトラックはポール・マッカートニーの公式作品にも収録されてきたが、今回初めて公式リリースされることが決定しており、同プロジェクトのためにデザインされたオリジナルのアートワークが使用され、当時は公開されずじまいとなったこの映像作品のテレビ局への売り込み用のパンフレットも付属する。その上、このパッケージにはカメラの回っていないところで録音された追加トラックも併録される。