Chester Benningtonの母親、新ラインナップでの活動再開への思いを語る

リンキン・パークのチェスター・ベニントンの母親はリンキン・パークの新たなラインナップについて「裏切られたように感じた」と述べている。

マイク・シノダ、ジョー・ハーン、ブラッド・デルソン、デイヴ・“フェニックス”・ファレルはチェスター・ベニントンの死から7年を経てバンドの活動を再開させることを発表している。

今回、チェスター・ベニントンの母親であるスーザン・ユバンクスは米『ローリング・ストーン』誌にバンドの新たなラインナップについてエッセイを寄稿している。チェスター・ベニントンに代わってシンガーを務めるのはデッド・サラのシンガーだったエミリー・アームストロングで、ドラマーのロブ・ボードンに代わってコリン・ブリテンも加入している。

スーザン・ユバンクスは次のように述べている。「裏切られたように感じています。何かを行う時は私たちに知らせると彼らは言っていたのに、知らせてくれませんでした。教えなかったのはおそらくこころよく思わないことを分かっていたのでしょう。そのことに非常に気分を害しています」

「彼らは過去を消そうとしているように思えます。チェスターが歌っていた曲をやっていますが、ファンがどう受け止めるかは分からないけれど、自分の気持ちは分かります。息子の曲を歌われたことに傷ついています」

スーザン・ユバンクスは次のように続けている。「再結成する時には家族には伝えると彼らは言っていましたが、そうではありませんでした。(最初の妻である)サマンサも(息子の)ドレイヴンも世に出るまで知りませんでした。私も同じで、そのことに傷ついています」

スーザン・ユバンクスがマイク・シノダと最後に会ったのは2年前とのことで、その時に「家族には起こっていることを伝えると約束してくれました」と彼女は述べている。その後、『ペーパーカッツ』に収録されるチェスター・ベニントンの曲がリリースされる時にはマイク・シノダから連絡があったという。

しかし、マイク・シノダや他のメンバーはバンドとしての活動再開やエミリー・アームストロングの加入については伝えてこなかったとスーザン・ユバンクスは述べている。ティーザーを見た時は「バンドは再開するのかもしれないが、マイク・シノダがシンガーになるのだろう」と思っていたとして、「再開するとしても別のシンガーを迎えるとは思っていませんでした」と続けている。

チェスター・ベニントンに代わってエミリー・アームストロングがシンガーを務めることは喜べなかったとスーザン・ユバンクスは述べている。「マイク・シノダはある時チェスターにこれらの曲を歌うのには女性のほうがいいかもしれないと言いました。彼はチェスターをけなすことがありました。チェスターが電話をかけてきて、『自分の代わりに女性を入れることを考えていると思う』と言っていました。『どういうこと?』と訊いたら、リハーサルでマイク・シノダにそう言われたそうです。『脱退することにした時は女性を代わりに入れるよ』と言われたのです。チェスターは愕然として傷つきました。事実、彼らはここに来て、それをしたのです。当然、そうしたことがすぐに脳裏に浮かんできました。息子とそういう話をしたことはありましたが、それはさすがにしないだろうと思っていたのです」

スーザン・ユバンクスはマイク・シノダが唯一のシンガーであれば、サウンドは違っていても「問題なかった」とも述べている。「しかし、他の人に彼のやっていたことをさせるというのは看過できません。同じ声を持つ人は世界のどこにもいないと思います。聴いた時に違うと思いました。チェスターのやっていたことをそのままやらせようとしましたが、うまくいっていませんでした」

スーザン・ユバンクスはバンドについてのエッセイを次のように締めくくっている。「バンドのメンバーに何かを伝えられるのだとしたら、それは裏切られたように感じたということです。教えてくれると約束したのにそうではありませんでした。こういったことをするなら、やり方が違うと思います。チェスターの曲を歌わせて、それがあるべき姿だったように振る舞うのは止めて下さい。彼をいなくさせ、過去を消し去るかのようです。昔の曲を調べて、新しいものを見つけ、チェスターの曲を出そうなどとは考えないで下さい。新曲を出すのはいいのです。ただ、チェスターの曲をエミリーが歌ったものを出すようなことはしないでください」

先日、リンキン・パークのマイク・シノダは新ラインナップでの活動再開に際してバンド名をそのままにした理由について語っている。

リンキン・パークはチェスター・ベニントンが参加した最後のアルバム『ワン・モア・ライト』以来となる新作『フロム・ゼロ』をリリースすることも発表している。

マイク・シノダはシカゴのラジオ局「Q101」に対して次のように説明している。「プロセスの中ではいろんな可能性があったんだ。ラインナップも流動的だったり、複数のヴォーカリストがいる態勢だったり、別名義で活動するとかね」

マイク・シノダは次のように続けている。「そこから音楽の焦点が見えていった時に、『これはリンキン・パークと言えるアルバムになる。あまりにもリンキン・パークだし、別の名義だったとしたら、それはバカだよ』ということになったんだ。それは嘘になるし、バカげているってね。アルバムをもっと聴いてもらえれば、理解してもらえるんじゃないかな」

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