Slayerのマネージャー、バンドが最後のツアー後もなんらかの形で存続する可能性に言及

Slayer

スレイヤーのマネージャーであるリック・セールスはバンドが現在行っているフェアウェル・ツアー後も存続していく可能性を示唆している。

スレイヤーは今年7月に「ザ・ファイナル・キャンペーン」と銘打ったフェアウェル・ツアーの最後の日程を発表しており、現行のツアーは現地時間11月30日にロサンゼルスのザ・フォーラムで行われる公演で最終日を迎える予定となっている。

マサチューセッツ州のニュースサイト「マスライヴ」による新たなインタヴューのなかで、スレイヤーのマネージャーを務めるリック・セールスは次のように述べている。「このバンドは常にその誠実さというものをたくさん示してきたわけでね、そのなかには続いていくこともあるよ」

彼は次のように続けている「彼らがツアーを止めるという決断をしたことは十分に理解しているよ。それはバンドの終わりを意味するものではないんだ。僕は常に『頂点にいる時に止める』ということなんだと考えるようにしていて、彼らはそういう決断をしたんだ。金稼ぎのためにやっているわけではないんだよ。そうした観点から私は彼らの決断を理解しているし、彼らは正しい選択をしたと思っているよ」

スレイヤーは11月8日に映像作品『ザ・リペントレス・キロジー~ライヴ・アット・ザ・フォーラム』がリリースされている。

本作は2部構成の作品で、『ザ・リペントレス』からの3曲のミュージック・ビデオを基調とした短編映画『ザ・リペントレス・キロジー』が収録されているほか、第2部として2018年8月5日にホームタウンのロサンゼルスはザ・フォーラムで行われた公演をフルで撮影したライヴ・アット・ザ・フォーラムが収録されている。

『NME』は短編映画『ザ・リペントレス・キロジー』についてレヴューで次のように評している。「映画の最後に収録されているコンサートの映像を観れば一目散に駆け出したくなるかもしれないが、スレイヤーのように呻いている存在はこの世に2組として存在しないことを思い出すことだろう」

「もしも『ザ・リペントレス・キロジー』」が本当にスレイヤーの終焉を意味しているのであれば、スレイヤーのいなくなった世界は間違いなくマシなものになるであろうが、同時に退屈な世の中になってしまうはずだ」

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