デヴィッド・ボウイは1983年発表の“Let’s Dance”のミュージック・ビデオで舞台となった田舎のオーストラリアのパブが売りに出されている。
ニューサウスウェールズ州の小さな街のカリンダにあるパブ、カリンダ・ホテルは「ザ・ミュージック」の報道によれば、現地時間3月4日に22万オーストラリア・ドル(約1560万円)でガムツリーで売りに出されている。
「カリンダはあなたを手厚く支える地元のある勤勉な街で、こうした奥地でしか見つけられない人物やあなたが人生を通して持つことになる友人に会えるでしょう」とページの説明には書かれている。「広い心を持った小さな街なのです」
デヴィッド・ボウイが“Let’s Dance”のミュージック・ビデオで壁に寄りかかっていた場所は「今日まで変わらずに」残っているとされている。
“Let’s Dance”のミュージック・ビデオはこちらから。
カリンダ・ホテルについては次のように説明されている。「ビールをタップする大きなバー・エリアにはグラスとボトルを入れる冷蔵庫、2つの素晴らしい部屋がついています。キッチン・エリアにはグリルの換気扇と倉庫がついており、冷凍庫と冷蔵庫も含まれます。6つの部屋が建物の裏側にあり、3つの客室もあります。屋内と屋外にトイレがあり、居住区にあり、裏には納屋もあります」
カリンダ・ホテルは毎年開催しているデヴィッド・ボウイのトリビュート・イベント「レッツ・ダンス・カリンダ」が行われるのではないかという不安を露わにしている。『NME』ではパブの所有者にその件についてコメントを求めている。
デヴィッド・ボウイは1983年に米『ローリング・ストーン』誌で“Let’s Dance”のミュージック・ビデオについて次のように語っている。「メッセージはとても単純なんだ。人種差別主義は間違いだよ」
オーストラリアについて次のように語っている。「僕がこの国を好きなのと同じくらい、人種的に最も不寛容な国の一つなんだ。南アフリカと同じくらいね。北部は信じられないほど、不寛容なんだよ」
デヴィッド・ボウイは今年のレコード・ストア・デイに『アイム・オンリー・ダンシング(ザ・ソウル・ツアー74)』と『チェンジズナウボウイ』がリリースされることが決定している。