ブラック・サバスのギタリストであるトニー・アイオミは35年前に開催されたライヴ・エイドでブラック・サバスが一時的に再結成を果たしたことについて振り返っている。
ブラック・サバスは1985年7月14日に開催されたライヴ・エイドのフィラデルフィア公演に78年以来となるオリジナル・ラインナップで出演している。
衛星ラジオ局「シリウスXM」による「ライヴ・エイド・ルック・バック:35イヤーズ・レイター」という番組でトニー・アイオミはあの時のことについて振り返っている。「あれは素晴らしかった。あの連中ともう一度一緒にできてよかったよ。ちょっと正直、現実感がなかったな。だって、当時は基本的にはスタジオ・ワークをやっていたからね。僕にとってスタジオから出てくることはあまりなくて、突然、数日後には多くの人々の前にいたんだからね」
トニー・アイオミはステージに立つ前にわずか1時間しかリハーサルを行ったと説明している。
「そんなことはこれまでしたことがなかったよ。いつもは期間をとってちゃんとした公演のためのリハーサルをやっていたからね」
「でも、あの時は短い1時間のリハーサルしかやらなかったんだ。そして、次の日にはステージに上がっていた。ちょっと緊張したよ。機材とかがちゃんとうまくいかのか分からなかったし、長い間、一緒にステージに立っていなかったからね。どうなるかやってみないと分からなかったんだ」
先日、ボブ・ゲルドフはライヴ・エイドで支払った個人的犠牲について語り、彼の私生活も影響を受けることになったと述べている。
ブームタウン・ラッツのヴォーカリストだったボブ・ゲルドフとミュージシャンのミッジ・ユーロは35年前の7月13日にロンドンとフィラデルフィアで寄付を募るライヴ・エイドを開催している。
「しばらくの間、混乱していた。あの時はお金が足りなかったんだ。僕の私生活全体に影響を及ぼすことになった。最終的に結婚まで犠牲することになったんだ(ボブ・ゲルドフは1996年にポーラ・イエーツと離婚している)」
トニー・アイオミは2017年2月にブラック・サバスの最後の公演を行っているが、ブラック・サバスでライヴをやりたいことを認めている。