元カサビアンのフロントマンであるトム・ミーガンはバンドを脱退することになった暴行の有罪判決について初めて語っている。
トム・ミーガンは「自身の人生を軌道に再び乗せることに全エネルギーを集中」させるために今年7月にカサビアンを脱退している。その後、トム・ミーガンはパートナーのヴィッキ・エイジャーへの暴行の件でレスター治安裁判所に出廷している。
彼は暴力をはたらいた罪を認め、200時間の無償労働を宣告されている。ヴィッキ・エイジャーは部屋の中で投げられてハムスターの檻に頭をぶつけている。また、彼女は木製パレットで殴ると脅されたという。2人は現在コーンウォールに引っ越している。
コーンウォールライヴの新たなインタヴューでトム・ミーガンとヴィッキ・エイジャーは事件について「一度限り」のもので「酔った挙げ句の喧嘩」だったとして、トム・ミーガンは再び謝罪している。
「僕らは飲みすぎてしまったんだ」とトム・ミーガンは語っている。「あの夜起きたことはすべて後悔している。それが覚えていることだね。あの件を許すことはできないよ。ひどかった。俺はとことんパートナーを愛しているんだ」
彼は次のように続けている。「人生でもひどい局面だったんだ。どんなところに物事が向かっているのか分かってなかった。自分の問題やその周辺のせいで酒で自分を紛らわせていたんだ。喧嘩になって、それで本気になってしまったんだよ。起きたことはすべて自分の責任だけど、僕らは愛しているから、乗り越えようとしているところなんだ」
ヴィッキ・エイジャーは事件が「一度限り」のことであり、これまでにトム・ミーガンが暴力をはたらいたことはなかったと語っている。トム・ミーガンは自分の行為がカサビアンのメンバーにとって「傷つける」ものだったことを認めつつも、今はソロ・アルバムに取り組んでいると語っている。
彼はアルバムのリリースに先立って現在はコーリション・ミュージック・アライアンスに所属している。
「もう一度バンドと一緒にやれることになるかは言えないよね」とトム・ミーガンは語っている。「終わってないからね。手負いの獣みたいなものだよ。感染していたんだけど、感染が終わろうとしているところなんだ。連中とは人生を通して過ごしてきたからね。あんな自分を見たことは彼らにとっても傷つけることだったに違いないからね」
10月にトム・ミーガンはバンドのツアー会社とマーチャンダイズ会社から名前が外されたことが報じられている。これによりそれぞれの会社の利益を得られないことになる。
カサビアンは「双方の合意」によってトム・ミーガンが脱退することを発表し、裁判が終わった後、2つ目の声明を発表している。「暴行の有罪判決を見逃すことはできない」として「トムにバンドを脱退するよう求める選択しかありませんでした」と述べている。