レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロは1993年のロラパルーザで行った裸の抗議について振り返っている。
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンは1993年7月に行われたロラパルーザのフィラデルフィア公演で検閲への裸の抗議を行っており、メンバーは口に黒のテープを貼っている。バンドは15分間の持ち時間を立ったまま終えている。
『アンカット』誌の新たなインタヴューで抗議について振り返ったトム・モレロはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンがステージに出てきた「最初の5分間は観客から興奮が寄せられたんだ」と述べている。
「それで、悪ふざけのようなものじゃないことが明らかになって、興味深く見守る感じもあったんだけどさ」と彼は続けている。「でも、最後の5分間はひどい反感だったね。ブーイングされて、指を突きつけられ、25セント硬貨を股間に投げつけられたんだ」
トム・モレロは次のように続けている。「洋服があったらと思った時に警察が到着したんだ」
バンドはこの抗議運動によって警察に逮捕されることはなかったが、警察のエスコートによってステージを降りている。レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンは1993年にロラパルーザで彼らを見に来たファンにフィラデルフィアに戻って無料ライヴを行っている。
「こうした議論を呼ぶ音楽というのが当たり前なもののように見られない状況にできればと思ったんだ。そのためには闘わなきゃならないんだよ」とトム・モレロは『アンカット』誌に語っている。「人々は裸で立っている僕らを覚えているかもしれないけどね」
先日、トム・モレロはシステム・オブ・ア・ダウンのサージ・タンキアンと共にアンディ・ギルのトリビュート・アルバムでギャング・オブ・フォーの“Natural’s Not In It”をカヴァーしたことが明らかになっている。