ガイ・リッチー監督最新作『ジェントルメン』が、5月7日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷他にて全国公開となり、本編映像を解禁した。
解禁となった本編映像は、ゲスな私立探偵フレッチャー(ヒュー・グラント)が金を強請るため、レイ(チャーリー・ハナム)に対して“ネタ”に関わるスクープ映像を見せるシーンだ。
戸惑うレイに問答無用と言わんばかりに“アテレコ台本”を渡しながら「あんたがドライ・アイ役 俺がマシュー役だ」と配役を伝えたフレッチャーは、自身が盗撮してきた映像を一緒に見ながら、読唇で作成した台本に沿って声をあてて欲しいという。
バズーカのような望遠レンズのカメラを覗き込み、大勢のサポーターで賑わうエミレーツ・スタジアムでフレッチャーが捉えたのは、大富豪マシュー (ジェレミー・ストロング)とチャイニーズ・マフィアの若頭ドライ・アイ(ヘンリー・ゴールディング)が二人並んで話す姿―!「卿は命を落とした」や「報復しなければならない」など物騒なフレーズが飛び交う。
わざわざ映像を一時停止し「ダメだ棒読みじゃなく感情を込めろ」とノリノリで演出するフレッチャー。一方で、「“オクトパスが寄ってきたら困るぞ”」や「“ネズミの毛をなでるな”」、「“春なのにセーター”」など要所要所で頓珍漢な箇所が目立つフレッチャーの台本に呆れるレイ。
いかにもガイ・リッチー監督らしいシュールな一コマだ。
ヒュー・グラント演じるこのフレッチャーはいわば狂言回し役として本作を展開していくキャラクターなのだが、ヒュー自身にとって挑戦的なキャラクターだったようで「ガイの台詞は示唆に富んでいるし、すごく大胆だ。それをちゃんと生きた言葉にし、自分のものにできるかどうかが僕にとってのチャレンジで、すごく楽しかった」という。かつて『ノッティングヒルの恋人』(99)で彼にときめいた方こそ、癖のある“おっさん”役で弾けているヒュー様を是非ご賞味頂きたい。
ジェントルメン(邦題)
監督・脚本・製作:ガイ・リッチー
撮影監督:アラン・スチュワート 美術デザイン:ジェンマ・ジャクソン 衣装デザイン:マイケル・ウィルキンソン
2/2編集:ジェームズ・ハーバート、ポール・マクリス 音楽:クリストファー・ベンステッド
出演:マシュー・マコノヒー、チャーリー・ハナム、ヘンリー・ゴールディング、ミシェル・ドッカリー
ジェレミー・ストロング、エディ・マーサン、コリン・ファレル、ヒュー・グラント
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2020年|英・米合作|カラー|スコープサイズ|DCP|5.1ch|113分|字幕翻訳:松崎広幸|原題:THE GENTLEMEN|PG12
配給:キノフィルムズ 提供:木下グループ
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