『ナチスに仕掛けたチェスゲーム』が7月21日(金)より全国公開、本作の予告篇、ポスタービジュアル、場面写真を一挙解禁します。
今回解禁となった予告篇は、冒頭、公証人であるヨーゼフ(オリヴァー・マスッチ)が、妻のアナ(ビルギット・ミニヒマイアー)とダンスをしながら優雅な夜を過ごしている姿から始まる。ところが状況は一転し、彼は秘密国家警察<ゲシュタポ>に突然拉致されてしまう。
ゲシュタポのフランツ=ヨーゼフ・ベーム(アルブレヒト・シュッヘ)から、「あなたが管理してる貴族の資産を渡しなさい」と迫られ、「なんの話だかわからない」としらを切ると、そのまま“特別処理室”へと監禁されてしまうのだった。
その後、家具以外何もない一室で精神的な拷問をうけ衰退、錯乱していくが一冊のチェスの本を手に入れてから、ヨーゼフはチェスの世界へとのめり込んでいく。
場面は切り替わり、船上で繰り広げられるチェスの大会にヨーゼフの姿があった。彼はどうやってナチスから逃れることができたのか?その答えが明かされる時、彼の物語はひっくり返され、もう一つの事実が立ち上がる。
併せて解禁となったポスタービジュアルは、日本版のオリジナルデザイン。
チェスの碁盤の上に、たたずむヨーゼフとゲシュタポとみられる人物の背中。まるでチェスの駒のように人物が配置された印象的な構図のビジュアルだ。
また、「何ものにも屈したくない」というコピーが添えられ、ナチスとの心理戦へ挑んだヨーゼフの強い意志を想起させる。
また一挙解禁となった場面写真は、ゲシュタポのフランツ=ヨーゼフ・ベームの姿や、船上で繰り広げられるチェス大会にくわえて、ナチスを支持する突撃隊が車をさまたげるシーン、ダンスパーティーを楽しむヨーゼフ夫妻、監禁前に暖炉で書類を燃やすヨーゼフ、神妙な面持ちで車から顔を覗かせるアナの全6点。
突撃隊が車をさまたげるシーンは、実際にウィーン市庁舎の裏で撮影された映像であり、総勢180人のエキストラが参加した迫力満点のシーンとなっている。
スリルに満ちた展開から目を離せない、観る者の心をかき乱すヒューマン・サスペンス――文豪ツヴァイク最期の傑作『ナチスに仕掛けたチェスゲーム』は7月21日(金)よりシネマート新宿他全国順次ロードショー。
ナチスに仕掛けたチェスゲーム
監督:フィリップ・シュテルツェル(『ゲーテの恋~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~』)
原案:シュテファン・ツヴァイク(「チェスの話」)
出演:オリヴァー・マスッチ(『帰ってきたヒトラー』『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』)
アルブレヒト・シュッへ(『西部戦線異状なし』)ビルギット・ミニヒマイアー(『ヒトラー ~最期の12日間~』)
2021/ドイツ/ドイツ語/112分/カラー/5.1ch/シネマスコープ/原題:Schachnovelle/G/字幕翻訳:川岸史
© 2021 WALKER+WORM FILM, DOR FILM, STUDIOCANAL FILM, ARD DEGETO, BAYERISCHER RUNDFUNK
提供:木下グループ 配給:キノフィルムズ
公式サイト:royalgame-movie.jp