昨年度カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されたアリシア・ヴィキャンデル×ジュード・ロウ最新作『ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻』を2月14日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開、映画『ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻』と、マンガ「セシルの女王」(小学館)のコラボレーションが決定。「セシルの女王」作者である、こざき亜衣氏描き下ろしのイラストポスターが解禁となった。
「セシルの女王」は、ヘンリー8世の次女・エリザベス1世を女王にしたウィリアム・セシルを主人公に、宮廷ドラマを描いており、ジェーン・スーさん、宇垣美里さんらも絶賛の大人気作。先日発売された最新刊である第8集は、まさに映画と同じヘンリー8世とキャサリン・パーの時期を描いており、このたびのコラボレーションが実現。今回解禁となったのは作者こざき亜衣氏が映画本編を鑑賞し、描き下ろした特別イラスト。
強い瞳でこちらを見つめるのは本作の主人公キャサリン・パー。その顔には指でなぞられたような血の跡がベッタリとついている。キャサリンの白く美しい指は血で染まり、服にまで飛び散った血は“何か”が起こったことを予感させる。そんな彼女の腕を鷲掴む大きな手は夫で偉大なるイングランド国王ヘンリー8世だろう。その指にもまた血が付着している。ただならぬ雰囲気を漂わせるこの二人に一体何が起こったのか。
さらにこざき亜衣氏のコメントも到着。「おとぎ話とは程遠いパワーゲーム」である本作の魅力を語った。コメント全文は以下。
王と王妃。おとぎ話とは程遠いパワーゲームの中、降りる事の許されない彼女が選んだ道とその覚悟の重さに平伏すしかない。
豪奢な世界観に、不釣り合いなはずの生々しい人の息遣いや血の生ぬるさがしっくりと馴染む。
これが、テューダー朝の『匂い』なんだ。
こざき亜衣(漫画家)
阿部寛がヘンリーを演じ吉田鋼太郎が演出を務めた2022年の舞台「ヘンリー八世」でヘンリー8世の2番目の妻にしてエリザベス1世の母であるアン・ブリンを演じた山谷花純、「セシルの女王」監修を務めるイギリス史家の指昭博からのコメントも到着!!
宮廷に渦巻く策謀の闇を、大胆に凝縮した濃密なストーリーと史実に依拠した巧みな人物設定で描く。追い詰められたパーがただひとり自らの意志と力で苦境に立ち向かう脚本は圧巻。
指昭博(イギリス史家/神戸市外国語大学 名誉教授)
日陰を歩く者達は、どうやって心と体を温めるのだろう。
沸々と燃えたぎる野心信念覚悟。
他者からの言葉に惑わされず、全うしたキャサリンの人生に、光を感じた人間がここに1人いた。
山谷花純(俳優)
ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻
監督:カリン・アイヌーズ
出演:アリシア・ヴィキャンデル、ジュード・ロウ、サム・ライリー、エディ・マーサン
2023年/イギリス/英語・ラテン語/120分/4Kスコープ/カラー/5.1ch/原題 FIREBRAND/日本語字幕 中沢志乃/配給 ロングライド
© Brouhaha Entertainment Limited 2023
公式HP:https://longride.jp/firebrand/