レディオヘッドはエピック・ゲームズと協力して『キッドAムニージア・エキシビジョン』というヴァーチャルな展覧会を展開することを発表している。
「デジタル/アナログによる混乱した世界」と評されたこの試みは『キッド A』と『アムニージアック』の再発を記念してトム・ヨークとスタンリー・ドンウッドによるオリジナル・アートワークとナイジェル・ゴッドリッチのサウンド・デザインによって制作されたものとなっている。
9月にプレイステーションによる『キッド A』に収録の“Everything In Its Right Place”が使われており、オンライン空間の壁にレディオヘッドにまつわるイメージが描かれたトレイラー映像が公開されていた。
『キッドAムニージア・エキシビジョン』は当初現実空間で開催される予定だったが、新型コロナウイルスのパンデミックを初めとしたいくつかの障壁があり、仮想空間で展開されている。
トム・ヨークとスタンリー・ドンウッド、そしてナイジェル・ゴッドリッチはクリエイティヴ・ディレクターのショーン・エヴァンス、劇場のセット・デザイナーであるクリスティーン・ジョーンズ、インタラクティヴ・プロデューサーのマシュー・デイヴィスと彼のスタジオ「ネームザ・マシーン」、そしてゲーム開発会社のアービトレイリー・グッド・プロダクションズと協力して、『キッドAムニージア・エキシビジョン』を「非実体的な形で再構築し、これらのサウンドとヴィジョンの不可分な性質を強化し強調することに成功」している。満を持してエピック・ゲームズがこの作品を世に送り出すこととなった。
『キッドAムニージア・エキシビジョン』は11月18日よりプレイステーション5、PC、Macでエピック・ゲームズ・ストアから無料ダウンロードがスタートする。
レディオヘッドは『キッド A』と『アムニージアック』の再発盤となる3枚組のアルバム『キッドAムニージア・エキシビジョン』が11月5日にリリースされている。
先日、レディオヘッドはこれまでのディスコグラフィーをバンドキャンプで公開している。
バンドキャンプはレディオヘッドの9枚のアルバム、ライヴ・アルバム、コンピレーション、レア曲を購入することができるようになったことを発表している。