Mitski、無期限活動休止の時に音楽を止めようと思っていた心境について語る

Mitski

ミツキは2019年の無期限活動休止から音楽制作とツアーに復帰することにした理由について語っている。

ミツキは2019年9月にニューヨークのセントラル・パーク・サマーステージでライヴを行った後、「無期限」の活動休止に入っていた。しかし、音楽から引退することはないとファンを安心させていた。

新たなインタヴューでミツキは活動休止についてアーティストとしてのキャリアを終わらせようとしていたと語っている。「あれは自分のやる最後のライヴだと思っていた。もう止めて、別の人生を送ろうと思っていた」と彼女は米『ローリング・ストーン』誌に語っている。

音楽業界から出たかった理由についてミツキは「少しずつ自分の魂がすり減っていっている」ように感じていたと語っている。

「今の音楽業界で私が生き残るためには枕に顔を沈めて、叫ぶのを止めろと言わなければいけなかった。『黙れ、黙れ』ってね」と彼女は語っている。「毎日そうやって暮らしてきた数年を経て、私の心は何も感じなくなって、静かになっていった。この時の問題はやっぱり感情は必要としているということね。曲を書くためには感情が必要になる。そうした矛盾がある」

ミツキはそうした現象を経て音楽を止めたくなったと語っており、「電源を止めない」ためだけに音楽をリリースしている「未来の自分」が「怖くなった」と述べている。

契約上、レーベルのデッド・オーシャンズからアルバムを1枚リリースしなければいけない義務はあったものの、ミツキは自分のために音楽を作り続ける必要があると思うようになったと語っている。「傷ついてもこれをやらないと好きなんだから、ということよね。それが自分自身だし、傷つくことにはなるだろうけど、それを続けていく。だって、私にできる唯一のことだから」

11月にミツキは2022年2月4日に新作『ローレル・ヘル』をリリースすることを発表している。アルバムからは“Working For The Knife”、“The Only Heartbreaker”、“Heat Lightning”の3曲が公開されている。

ミツキは来年の春にヨーロッパ・ツアーを行うことが決定している。

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