ハイムのアラナ・ハイムは映画『リコリス・ピザ』のあるシーンで自身が体験した「最も気まずいユダヤ教の過ぎ越しの食事」の逸話が取り入れられたことを明かしている。
アラナ・ハイムは1月7日にUKで公開されるポール・トーマス・アンダーソンの最新作『リコリス・ピザ』で女優デビューを飾っている。
アラナ・ハイムは同作でフォトグラファーのアシスタントであるアラナ・ケインを演じており、姉妹のダニエル・ハイムとエステ・ハイム、両親のモティとドンナもその家族として出演している。『エル』誌でアラナ・ハイムはユダヤ教の過ぎ越しの食事で実際に起きたことが脚本に取り入れられたことを説明している。
「家族との安息日のシーンは実際にあったことで、次女のエステが当時付き合っている男性を過ぎ越しの食事に連れてきたの。あれは大事だったわ」
「家族に会うだけじゃなく、親族に会うわけだから。家でお祝いをしたんだけど、ハガダーの段落を回し読みする風習があったんだけど、彼に回ってきたら、無神論者だからという理由で丁重に断られたのよ」
アラナ・ハイムは「これまでで最も気まずいユダヤ教の過ぎ越しの食事」だったと評しており、この逸話をポール・トーマス・アンダーソンに語ったという。「ポール・トーマス・アンダーソンにこの話をしたのは覚えていたんだけど、脚本を読んでみたら、『脚本になってる!』という感じだったの」
アラナ・ハイムは映画『リコリス・ピザ』への出演でゴールデングローブ賞の主演女優賞、映画批評家協会賞の主演女優賞にノミネートされている。