トマス・ヴィンターベアが監督を務めた『潜水艦クルスクの生存者たち』の本編映像(ロシア軍との交渉シーン)を解禁した。
この度解禁となった本編映像は、原子力潜水艦クルスクの沈没事故の救出に協力しようと、イギリス海軍の准将であるデヴィット(コリン・ファース)が、NATOの司令官らを連れて、ロシア軍を率いるぺトレンコ指令長官(マックス・フォン・シドー)に対し、他国からの救援の必要性を訴えるシーンから始める。
「時間との勝負です」と、緊迫した状況を伝えるが、「ロシアの救難隊はよく機能している」と、ロシア政府が単独で進めている救出活動はあくまでも順調であると答える。
その回答に対してデイビットは「生存者がいれば直ちに救出できる」と進言するが、「支援が必要な時はこちらから知らせる」という返答の一点張りで、頑なに歩み寄ろうとしない。
ロシア政府はクルスクの機密情報や国家の威信を優先する一方で、人命を何とも思っていないのだろうか?そして海底に取り残された乗務員たちの運命はどのような結末を迎えるのだろうか?まさに今起こっているウクライナとの戦争の内幕を想起させるようなワンシーンになっている。
潜水艦クルスクの生存者たち
出演:マティアス・スーナールツ、レア・セドゥ、マックス・フォン・シドー、コリン・ファース
2018年|ルクセンブルク|英語|117分|カラー|シネスコ|5.1ch|原題:KURSK|字幕翻訳:林完治 映倫:G
提供:木下グループ 配給:キノシネマ
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公式サイト:https://movie.kinocinema.jp/works/kursk