20世紀アメリカとパリで活躍した芸術家マン・レイと、『ストレンジャー・ザン・パラダイス』『ナイト・オン・ザ・プラネット』他あらゆる世代の映画ファンに人気のジム・ジャームッシュ監督の『RETURN TO REASON/リターン・トゥ・リーズン』が、1月24日(金)全国公開が決定、グラフィック・デザイナー大島依提亜氏による日本版ビジュアル2種が解禁となった。
本作は、ジム・ジャームッシュ監督と『パターソン』『デッド・ドント・ダイ』など近年のジャームッシュ作品のプロデューサーであるカーター・ローガンによる、2人の音楽ユニット、スクワール(SQÜRL)が、ジャームッシュもその作品に影響を受けたと語るダダイズムのパイオニア、20世紀を代表する芸術家マン・レイの短編映像作品4本とスクワールの音楽を合わせた映像作品。
ジャームッシュ監督は15年ほど前からサイレント映画に音楽をつけてみたいと思い、マン・レイの短編映像作品にスクワールの音楽を合わせたライブを2017年から開始。パリのポンピドゥー・センターや、ロンドンのクイーン・エリザベス・ホールなどでも公演を果たし、そのプロジェクトの頂点として、マン・レイが初めて映画製作に着手してから100周年にあたる2023年、【4Kレストア版】として『RETURN TO REASON/リターン・トゥ・リーズン』がカンヌ国際映画祭クラシック部門でプレミア上映されたのだ。
本編はマン・レイ監督の短編4本『理性への回帰』、『ひとで』、『エマク・バキア』、『サイコロ城の秘密』で構成され、4K修復によりモノクロ映像は美しく甦り、そこにスクワールによる繊細かつ破壊的な音楽が融合。今までに感じたことのない恍惚な映像体験となり現代に甦った。
そしてこの度解禁となるのは、『パターソン』、『デッド・ドント・ダイ』、特集上映「JIM JARMUSCH Retrospective 2021」など数多くのジャームッシュ作品のビジュアルデザインを手掛け、映画ファンから絶大な人気を博すグラフィック・デザイナー大島依提亜氏による日本版メインビジュアルとアザービジュアル。
日本版メインビジュアルは、鮮やかな水色の文字が目を惹く本国メインビジュアルをベースに、意外性のあるビビッドなピンク色の文字を四辺に添えたデザイン。アザービジュアルは、短編4本のうち劇中1本目『ひとで』から、マン・レイのミューズであるキキが瞳をのぞかせる印象的なショットと、女の素足に踏まれた本と投げ出されたひとでが詩的なショットを組み合わせたデザインとなっている。
さらに!本作の日本公開を記念し、アザービジュアルポスターとアザービジュアルTシャツを、映画配給ロングライドが運営する物販サイト「LONGRIDE STORE」にて販売することが決定!1/10(金)20時より販売スタートする。大変貴重なアイテムをぜひゲットしていただきたい。
LONGRIDE STORE予約ページ
https://longride-movie.stores.jp/
RETURN TO REASON/リターン・トゥ・リーズン
監督:マン・レイ
音楽:スクワール(ジム・ジャームッシュ&カーター・ローガン)
2023 | フランス| 70分| フランス語| モノクロ| スタンダード4K| 5.1ch| RETURN TO REASON(原題)
配給:ロングライド
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