ミューズのマシュー・ベラミーは巨大ブラックホールの撮影に科学者が成功したことを受けて、その件に言及している。
国際チームは5月12日に巨大ブラックホールの撮影に成功したことを発表している。ブラックホールの撮影成功は世界で2例目で、今回撮影に成功した「いて座Aスター」が中心にある太陽系も含む天の川銀河では初めてとなる。
国際チームの研究者はブラックホールを「銀河をまとめている接着剤」と述べており、研究者の一人は今回の成功が「天の川銀河の形成と今後の進展を理解する上での鍵となるでしょう」と語っている。
マシュー・ベラミーは撮影成功を受けて、巨大ブラックホールの写真をインスタグラムに投稿している。ミューズが2006年に発表した『ブラック・ホールズ・アンド・レヴァレイションズ』からのファースト・シングルが“Supermassive Black Hole”となっている。
マシュー・ベラミーはキャプションに次のように添えている。「いつか現れると分かっていたんだ」
マシュー・ベラミーは2019年にM87の巨大ブラックホールが初めて撮影された時にも「巨大ブラックホールがついに目撃された」と述べている。
ミューズは先日、ブリング・ミー・ザ・ホライズンとのコラボレーションで知られるダン・ランカスターをツアー・メンバーに加えている。
ミューズは5月9日・10日にハマースミスのイヴェンティム・アポロで行った2つのチャリティ公演でレア曲を披露しており、ライヴのラインナップに加わったダン・ランカスターはシンセサイザー、キーボード、パーカッション、ギターを担当している。ダン・ランカスターは“Won’t Stand Down”のミキシングも手掛けている。
ダン・ランカスターはツイッターで「ミューズと演奏した素晴らしい2夜」を過ごしたと述べており、「夏を楽しみにしているよ」と続けている。
2006年以降、ミューズのツアー・メンバーとしてはセンスレス・シングスのモーガン・ニコルズが参加していた。
ミューズは新作『ウィル・オブ・ザ・ピープル』が8月26日にリリースされることが決定している。バンドは新作について次のように説明している。「パンデミック、ヨーロッパの新たな戦争、大規模な抗議活動や暴動、内乱未遂、欧米の民主主義の揺らぎ、権威主義の台頭、山火事や自然災害、そして世界秩序の不安定化。そういったこと全てが『ウィル・オブ・ザ・ピープル』の世界観を特徴づけている」
「今は西側の王国にいる僕たち全員にとって不安で恐ろしい時代だ。そして僕たちを長い間育んできてくれた自然界は正真正銘の脅威にさらされている。このアルバムはそれらの恐怖や、次にやってくるものへの準備をパーソナルな形で切り抜けていく作品なんだ」
ミューズは今年のワイト島フェスティバルでヘッドライナーを務めることが決定している。