ニール・ヤングはリック・ルービンによるポッドキャスト『ブロークン・レコード』で行われていたジャック・ホワイトとリック・ルービンのインタヴューに乱入している。
ジャック・ホワイトとリック・ルービンは1時間半に及ぶロング・インタヴューを行っていたが、同じマリブのスタジオでレコーディングをしていたニール・ヤングがこの会話に割って入る格好となっている。ジャック・ホワイトは何十年にも及ぶキャリアを維持してきたニール・ヤングに賞賛を寄せ、ザ・ローリング・ストーンズを引き合いに出して語っている。
「僕が12歳の時にザ・ローリング・ストーンズは40代で、みんなが『すごい』と言っていたわけですけど、素晴らしいことにみなさんがそうしたことを証明することができたわけです」とジャック・ホワイトは語っている。ニール・ヤングは長く続けられる秘訣として自身の「精神性」を挙げている。「精神性があれば、作品は次々と生まれていくんだ。だって、他に何ができる?」
ニール・ヤングは続けてリック・ルービンが所有するシャングリラ・スタジオに3週間入って新曲に取り組んでいたことを明かしている。ニール・ヤングは2016年発表のアルバム『ピース・トレイル』でもシャングリラ・スタジオを使用している。ニール・ヤングは今取り組んでいる曲には「聴いたことのない楽器の組み合わせ」があり、作曲のプロセスやトラックリスト、そのメロディーについても語っている。
今年7月、ニール・ヤングはクレイジー・ホースとのアルバム制作が終わったことを明かしていた。この作品のプロデューサーはリック・ルービンで、クレイジー・ホースとのアルバムとしては2021年発表の『バーン』以来となる。ポッドキャストの終盤でジャック・ホワイトは最新作『エンタリング・ヘヴン・アライヴ』に収録の“A Tip from You to Me”をアコースティックで披露している。
ニール・ヤングとの仕事に加え、リック・ルービンはレッド・ホット・チリ・ペッパーズが今年リリースする2枚のアルバムを手掛けているほか、処女作となる書籍を刊行することも発表しており、映像分野に進出する新たな契約も結んでいる。一方、ジャック・ホワイトは最新のワールド・ツアーよりライヴ・アルバムをリリースすることを発表している。