フリートウッド・マックのスティーヴィー・ニックスとミック・フリートウッドはクリスティン・マクヴィーの訃報を受けて、追悼の意を表している。
スティーヴィー・ニックスは「世界でも最高の友人」に宛てた手書きの手紙を公開して、家族の言う「突然の病気」で亡くなる前に惜しくも会えなかったことについて言及している。
「数時間前に1975年の最初の日から世界でも最高の友人だった人が亡くなったと言われました。土曜日の夜まで病気だということも知りませんでした。ロンドンに行きたいです。ロンドンに迎えたらと思いますが、待つように言われました」とスティーヴィー・ニックスは手紙を始めている。
「なので、土曜日からある曲が頭の中で何度も何度も流れています。彼女に向けて歌えるかもしれないと思って、今歌っています。この言葉がいつか必要になるとずっと分かっていました。ハイムが書いた曲です。今、私にできるのはこれだけです」
スティーヴィー・ニックスが言及しているのはハイムが2020年に発表した『ウーマン・イン・ミュージック Part III』に収録されている“Hallelujah”となっている。これは20歳の時に亡くなった親友の思い出についてアラナ・ハイムが書いた曲となっている。
“Hallelujah”には次のような一節がある。「I had a best friend but she has come to pass/ One I wish I could see now(親友がいたけれど、彼女は逝ってしまった。今は会うことができたらと思っている)」
フリートウッド・マックの結成メンバーであるミック・フリートウッドはインスタグラムで追悼の意を表している。
「今日は親愛なるクリスティン・マクヴィーが飛び立つ日となった。そして、地上の私たちは息を殺してソングバードの音に耳を傾けることになり、私たちに与えられたかけがえのない人生で手を伸ばして触れられる愛とその人のことを思い出すのです」
彼は次のように続けている。「私の心の一部は今日飛び立つことになりました。クリスティン・マクヴィーにまつわるあらゆることを惜しむことでしょう。思い出が私の下に降り注いできます」
クリスティン・マクヴィーは1970年にフリートウッド・マックに加入して、“Little Lies”、“Everywhere”、“Songbird”などの大ヒット曲を手掛けている。
フリートウッド・マックは1998年にロックの殿堂入りを果たしており、その後にクリスティン・マクヴィーはバンドを脱退している。彼女は2014年にフリートウッド・マックに復帰している。
フリートウッド・マックはクリスティン・マクヴィーに追悼の意を表する声明を発表して、「誰にとっても自身のバンドに迎えられる最高のミュージシャン」と評している。
「クリスティン・マクヴィーが亡くなったことの悲しみを表現できる言葉がありません。彼女は本当に唯一無二で、特別で、計り知れないほど才能がありました。彼女は誰にとっても自身のバンドに迎えられる最高のミュージシャンであり、誰にとっても人生に迎えられる最高の友人です」
「彼女のいる人生を過ごせたことは幸運でした。個人としても集団としても、クリスティン・マクヴィーは非常に大切な存在でしたし、素晴らしい思い出に感謝しています。彼女は非常に惜しまれることになるでしょう」
ガービッジ、ヘイリー・ウィリアムス、ザ・シャーラタンズのティム・バージェスらも追悼の意を表している。