フランスの名匠フランソワ・オゾン監督作『すべてうまくいきますように』が、2月3日(金)より全国公開、ソフィー・マルソーの新たな場面写真を解禁します。
2月3日より公開予定のフランソワ・オゾン監督最新作『すべてうまくいきますように』で主演を務めたソフィー・マルソー。彼女が80年代の日本でトップアイドル級の人気があったのはご存知だろうか。80年代当時は、ソフィー・マルソーだけでなく、テイタム・オニール、ブルック・シールズ、フィービー・ケイツなど、海外タレントが日本では大人気だった。
ここで少し歴史を振り返ろう。テイタム・オニールは『ペーパー・ムーン』(73)で史上最年少でアカデミー賞Ⓡ助演女優賞受賞し、『がんばれ!ベアーズ』(76)の女子ピッチャー役で日本で人気が爆発。その後、人気テニスプレイヤーのジョン・マッケンローとの結婚・離婚など、数々のゴシップで話題となった。ブルック・シールズは『青い珊瑚礁』(80)と『エンドレス・ラブ』(81)のヒットで一躍スターに。日本でも化粧品のCMにも起用されるなど、当時抜群の人気を誇っていた。フィービー・ケイツは『初体験/リッジモント・ハイ』(82)への出演で人気を博し、『グレムリン』(84)などの話題作にも恵まれた。日本では某英語教材にオーソン・ウェルズと共に出演し、カルト的な人気も誇っている。
そしてソフィー・マルソーは、何と言っても『ラ・ブーム』(80)と『ラ・ブーム2』(82)によって日本で人気が爆発。その後、『ブレイブハート』(95)や、「007」シリーズ『ワールド・イズ・ノット・イナフ』(99)などのハリウッド大作にも出演。現在に至るまで、精力的に俳優活動を続けている。ちなみにソフィー・マルソーは芸名で、「パントマイムの神様」マルセル・マルソーからとった言われている。
これらの俳優は当時の映画雑誌の表紙を飾った人ばかりだ。とりわけ2022年は、「永遠女優〜甦る青春のアイドルたち」と銘打ち、ソフィー・マルソーらの過去作の特集上映が行われたり、12月23日より『ラ・ブーム』と『ラ・ブーム2』 の40周年記念デジタル・リマスター版上映(予告編:https://youtu.be/BJGvJBfXJ6s)が予定されていたりと、今、80年代アイドル映画が熱いと言えるだろう!1980年のデビューから42年。世界中のメディアから”理想的エイジング”と評されるソフィー・マルソーに注目して、『ラ・ブーム』と『すべてうまくいきますように』の演技を比較しながら鑑賞してみてはいかがだろうか。
すべてうまくいきますように
監督・脚本:フランソワ・オゾン(『ぼくを葬る』『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』)
出演:ソフィー・マルソー アンドレ・デュソリエ ジェラルディーヌ・ペラス シャーロット・ランプリング ハンナ・シグラ エリック・カラヴァカ グレゴリー・ガドゥボワ
2021│フランス・ベルギー│フランス語・ドイツ語・英語│113分│カラー│アメリカンビスタ│5.1ch│原題:Tout s’est bien passé│字幕翻訳:松浦美奈│映倫区分:G
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