エルトン・ジョンはバーナ・ボーイ、レッツ・イート・グランマ、マーカス・マムフォードなど、2022年に気に入った曲のリストを発表している。
アップル・ミュージックのラジオ番組『ロケット・アワー』を手掛けるエルトン・ジョンは1年を締め括るに当たってお気に入りの曲のプレイリストを公開している。
バーナ・ボーイの“Last Last”、レッツ・イート・グランマの“Happy New Year”、マーカス・マムフォードの“Grace”、ストームジーの“Firebabe”、オリヴァー・シムの“Run The Credits”、キャット・バーンズの“Go”、ザ・リンダ・リンダズの“Growing Up”といった曲がリストには並んでいる。
他にもノヴァ・ツインズ、ウェット・レッグ、ヤード・アクト、パオロ・ヌティーニの曲も選出されている。
プレイリストはこちらから。
エルトン・ジョンはプレイリストについて次のように語っている。「『ロケット・アワー』では曲をかけることやインタヴューすることで露出ができたらという思ってやってきた。もう6年以上になるんだけど、飽きることはない。大好きなんだ。新しい曲はファンタスティックな気分にしてくれる。刺激を受けるんだよね」
「だから、番組でかけさせてもらえた新旧のアーティストにお礼を言いたい。かけているのは新しいアーティストばかりではないからね。でも、毎週この番組をやることは大きな喜びなんだ。ありがとう」
彼は次のように続けている。「女性がファンタスティックな音楽を作っているよね。ウェット・レッグ、ノヴァ・ツインズ、レッツ・イート・グランマ、ザ・リンダ・リンダズ。さらにヤード・アクトやキャット・バーンズ、スティーヴン・サンチェス、ジーン・ドーソンみたいな素晴らしい新人もいる。『ロケット・アワー』でインタヴューをすることで、キャリアの面で彼らを後押ししてあげられたらと思う」
「例えば、ロンドンのハイド・パークで公演を行った時にレッツ・イート・グランマ、フアニータ・ユカ、リナ・サワヤマ、バーウィン、ガブリエルズ、トム・A・スミス、トーマス・ヘデンがサポート・アクトを務めてくれた。こうしたアーティストがライヴに出てくれるのは自分にとって素晴らしいことでね。65000人を前にしてみんな見事にやってくれた。『ロケット・アワー』とはそういうことなんだよ」
エルトン・ジョンはストームジーの新作『ディス・イズ・ホワット・アイ・ミーン』にも賛辞を寄せている。「多くの人に衝撃を与えるアルバムだと思う。いつものストームジーではない。ファースト・アルバムの“Blinded By Your Grace”からストームジーが素晴らしい声の持ち主だということは分かっていたんだ」
エルトン・ジョンはアフリカン・ミュージックの台頭や世界的な影響についても語っている。「アフリカン・ミュージックはバーナ・ボーイやアシャケといったアクトのおかげで大きく紹介されることになった。番組ではナイジェリアだけでなく、いろんなアフリカン・ミュージックをかけている。ニューヨークに住んでいるんだけど、ミーク・ミルに会ったから、アフリカン・ミュージックは君だけが聴くものではないと伝えたんだ。その影響は世界規模になっていることを示している。長く続いてくれたらと思うよ」
ジェイ・Zも年末を迎えて2022年に気に入った40曲を選んだプレイリストが公開されている。