ロック界の最高のドラマーたちに焦点を当てた音楽ドキュメンタリー『COUNT ME IN 魂のリズム』がヒューマントラストシネマ渋谷・新宿シネマカリテほかにて本日より公開、 マーク・ロー監督のオフィシャルインタビュー到着!
本作の製作に至った経緯について監督は「友人から、18世紀に建てられた資産家の邸宅、ヘッドリィ・グランジ※の廊下でドラムのレコーディングをしたいと言ってきた人物の話を聞きました」ときっかけを明かす。
[※ヘッドリィ・グランジ = レッド・ツェッペリンが最も有名なアルバム「レッド・ツェッペリンIV」を制作し、ジョン・ボーナムが演奏した象徴的なドラム・パートが録音された場所でもあり、ロックンロール界では伝説の場所]
「いくつかのドラムをサンプリングするよりも、世界的に有名なプレイヤーを集めて、フルのサンプル・ライブラリーを作り、フルのドラムキットでサウンドを再現する方が素晴らしいのではないか」と考えた監督は、Spitfire Audio(世界で最も有名な音楽ライブラリーのひとつ)のために、チャド・スミス(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)、ロジャー・テイラー(クイーン)と一緒にヘッドリィ・グランジの廊下でレコーディングの準備に取り掛かったという。 そして制作の過程で「ドラマーたちを駆り立てるものは何なのか」ということに魅了されるようになったと話す。
「ドラマーの遍歴についての映画を作ったらどうだろう?ドラムそのものではなく、ドラマーたち、そしてドラムが彼らにとって何を意味するのかを中心とした映画を」というアイデアのもと、友人でもあるプロデューサーのジョン・ジワ=アムーに映画の企画について話し、製作会社のグレート・ポイント・メディアがその開発資金を出すことに同意したことで、チャド、ロジャーをはじめ、スチュワート・コープランド(ポリス)、エミリー・ドーラン・デイヴィス(ザ・ダークネス、ブライアン・フェリー)、エイブ・ラボリエル・ジュニア(スティング、ポール・マッカートニー)、スティーヴン・パーキンス(ジェーンズ・アディクション)、ニック・メイソン(ピンク・フロイド)、ボブ・ヘンリット(アージェント、ザ・キンクス)、クレム・バーク(ブロンディ)などへのインタビューの実現に至ったという。
プロモの編集に3日間を費やしたという監督だが「3日目の終わりに私たちが目にしたものはとても教育的で、全く活気がないつまらないものでした」と、当初はその方向性に難航していたという。そして「目が覚めた時、ふとチャドのインタビューからの引用が頭に浮かんだのです。『ドラムを叩くのは楽しい!』」と、チャドの言葉にインスピレーションを受け、刺激的で活力に満ちた本作の制作に取り掛かっていったと秘話を明かした。
また、本作の公開を記念して、日本を代表するドラマー・玉田豊夢さん、ガールズバンド「きみとバンド」のドラマー・大野真依さん登壇のトークイベントの開催が決定した。
イベント①
【日時】3月25日(月)18:40の回・上映後
【登壇者】玉田豊夢 MC北野賢(「リズム&ドラムマガジン」編集長)
【会場】ヒューマントラストシネマ渋谷(渋谷区渋谷1丁目23−16 ココチビル 7・8F)
イベント②
【日時】3月31日(日)11:50の回・上映後
【登壇者】大野真依(きみとバンド) MC村尾泰郎(映画/音楽評論家)
【会場】ヒューマントラストシネマ渋谷(渋谷区渋谷1丁目23−16 ココチビル 7・8F)
COUNT ME IN 魂のリズム
監督:マーク・ロー 出演:シンディ・ブラックマン・サンタナ、ニコ・マクブレイン、イアン・ペイス、チャド・スミス、ロジャー・テイラー
2021年/イギリス/英語/85分/カラー/5.1ch/原題:COUNT ME IN/配給:ショウゲート
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